2025年 第86回オークス(優駿牝馬) 【過去20年のデータ】傾向と分析、ローテーション



(JRA公式サイトより:オッズは土曜日17:29時点)

2025年オークスの予想

     9エンブロイダリー       
    12ブラウンラチェット
    18エリカエクスプレス
     1アルマヴェローチェ
     5リンクスティップ

総括

    桜花賞前の時点で3強と思っていた3頭のエンブロイダリーアルマヴェローチェエリカエクスプレスで当初は考えましたが、
    アルマヴェローチェがあまりないローテーションで怪しいと考えました。
    ブラウンラチェットは阪神JFがと桜花賞を惨敗なので2,3着まで、リンクスティップは1勝馬なので3着までと考えています。
    他の路線組は力の差があるので5着くらいまでしか来れないと考えました。

オークスの傾向

    ステップレースは桜花賞が断然で、4着以内の馬がかなりを占めます。フローラS勝ち、忘れな草賞勝ちが次点としてですが、桜花賞上位組が主役になっています。
    桜花賞を着外の馬は重賞勝ち(最低でも連対)が欲しいところです。
    フローラSと忘れな賞勝ちからの馬は桜花賞除外か、桜花賞に間に合わず、条件戦から連勝してオークスに出てきた馬で、素質馬の傾向が強いです。

今年のオークス

    桜花賞馬のエンブロイダリーが順当に出走してきます。
    今年は桜花賞上位馬とそれ以外の馬の差が大きいと見ます。
    桜花賞上位がそのままで決まる可能性もあると思われます。
    未知のデータがあるとすれば、クイーンCと桜花賞を連勝したのは今年が初めてです。
    エンブロイダリーが負けるとすると、このタイプは怪しい人気馬になります。
    しかし、流石に先読みで切ることはできないのが現状です。
    もう一つがアルマヴェローチェで、年明け初戦の桜花賞2着のパターンです。
    このパターンでオークスに挑んだ馬がいないので今回は怪しい人気馬の可能性を考えています。

私が考えるオークスの特徴

(独断と偏見あり)

  • 桜花賞組4着以内が断然で主役と考えます。阪神JF連対して桜花賞3着以内だった場合は最有力候補
  • 勝ち馬は連対率6割以上、2着馬は複勝率6割以上(例外あり)
  • 忘れな草賞とスイートピーSステップの場合は重賞入着実績あり(ない時は無敗馬)
  • フローラSステップの馬はフローラS以外でも重賞入着実績必要。フローラSが初重賞の時は連勝している。
  • 桜花賞着外から巻き返す馬は年内に1勝している。
  • 桜花賞負けた馬は重賞連対経験必要

上位人気馬の考察

エンブロイダリー

    桜花賞馬が普通に出て来ているので問題ないと思います。
    多少こじつけになるかもしれませんが、クイーンC馬はオークスをあまり勝てていません。勝った馬は2004年のダイワエルシエーロまで遡ります。16連敗中です。
    桜花賞馬の戦績はかなり優秀なので3着以内の確率はかなり高いと思います。

アルマヴェローチェ

    阪神ジュベナイルF馬が順調に挑んでくれば十分勝てると思われます。基本的に阪神ジュベナイルFを勝った後1度でも連対して桜花賞3着以内でオークスに挑んでくれば3着以内は硬いデータになります。(ソダシのみ例外)
    近年阪神JFから直行で桜花賞を挑むローテーションが多くなってきており、このデータがもしかしたらあまり良いデータではないかもしれません。
    今回はこのデータを怪しい人気馬と考えています。

リンクスティップ

    桜花賞3着馬はオークスでも好走できる確率は高いです。
    データを見ると今までの桜花賞3着馬でオークスを好走したタイプとは違うと思われます。ステップがきさらぎ賞からの桜花賞のローテーションなので例が少ないのが難しいところです。
    この馬の懸念点とすれば1勝馬ということです。1勝馬では過去20年で1頭だけユーバーレーベンが勝っています。2着と3着は2頭ずつです。ただし上記の5頭はすべてスイートピーSかフローラSからで、桜花賞からの1勝馬はゼロです。これをどう見るかになります。

エリカエクスプレス

    桜花賞前のフェアリーSがかなり強い勝ち方でした。桜花賞はかかってしまい5着に負けています。
    このタイプがオークスで折り合いがつくかは問題ですが、馬のポテンシャルだけで馬券内に持ってくる力はあると思います。

カムニャック

    フローラSを勝っての参戦です。
    この馬はフローラSが2勝目で連勝タイプでもありません。フローラSで全力を出して余力が余っていないタイプと思われます。
    データ的にかなり厳しいです。

パラディーヌ

    フラワーCからの直行です。フラワーCからの直行では2022年のスタニングローズのみです。スタニングローズは年内2戦2勝でフラワーCを勝っての参戦でした。
    パラディーヌはフラワーCから直行ですが、フラワーC負けての直行ではオークス連対できるほどのデータではないとみます。

桜花賞

    桜花賞馬の成績は過去20年で16頭出走(7.2.1.6)
    勝率.438、連対率.563、複勝率.625
    過去37年に遡ると32頭出走(9.7.5.11)
    勝率.281、連対率.500、複勝率.656

    桜花賞2着馬の成績は過去20年で15頭出走(2.3.3.7)
    勝率.133、連対率.333、複勝率.533
    過去37年に遡ると29頭出走(5.4.4.16)
    勝率.172、連対率.310、複勝率.448

    桜花賞3着馬の成績は過去20年で16頭出走(2.1.3.10)
    勝率.125、連対率.188、複勝率.375
    過去37年に遡ると30頭出走(3.3.4.20)
    勝率.100、連対率.200、複勝率.333

    桜花賞馬の成績は驚異的な数字です。桜花賞馬は黙って買えといえると思います。
    エンブロイダリーはクイーンCの勝ち馬で文句なしのデータと思われます。

    桜花賞2着馬のアルマヴェローチェは阪神ジュベナイルFの勝ち馬です。ただし休養明け桜花賞2着のパターンはなく、怪しい人気馬の可能性もあるとみます。

    桜花賞3着馬の成績をみると、基本は重賞勝ち(最低でも連対)か阪神JF2着くらいの実績が欲しいところです。
    リンクスティップは4戦1勝できさらぎ賞2着馬です。連対率は.750ですが、1勝馬では少し物足りないかもしれません。

桜花賞1着馬について

    桜花賞前に重賞勝ちがあればかなり有力と思われます。ソダシの負けはデータ的には説明しづらいです。
    エンブロイダリーはクイーンCも勝っているので問題ないと思われます。

桜花賞2着馬について

    今年のアルマヴェローチェ過去に1頭しかいない桜花賞を休養明けで2着に来たタイプのオークス参戦です。
    2000年のマヤノメイビーは阪神JFを3着の後桜花賞2着→オークス12着でした。
    このローテーションはまだ未知数ですが、怪しくなる可能性はあると思います。

桜花賞3着馬について

    リンクスティップ1勝馬ということだけでしょう。これさえ問題ないとすれば十分勝ち負けできると思われます。

桜花賞5着馬について

    桜花賞5着馬はかなり成績が悪いです。年明け1勝以上、連対率.600以上ほしいところです。
    エリカエクスプレスは年明け1勝、連対率.667で可能性はあるとみています。

フローラS

    フローラS勝ちは基本連勝でないと厳しいと見ます。
    フローラS2着も連続連対が必要と見ています
    フローラS3着は連続3着以内で重賞連対実績が必要と見ています

    カムニャックは連勝しておらず、タイセイプランセスは重賞連対実績がないことから厳しいと見ました。

フローラS1着馬について

    3連勝か4戦3勝なら買いといったところでしょうか。
    カムニャック2勝馬なのでいらないとみます。

忘れな草賞

    過去20年でも3頭勝ち馬がいます。ハマれば勝てるステップと思われます。
    基本は連勝で挑むか重賞入着実績が必要と思われます。また、重賞未経験か重賞連対経験なければ3勝、2勝馬なら重賞連対実績が必要とみます。

    サヴォンリンナは重賞未経験の2勝馬、サタデーサンライズは重賞未経験の1勝馬なのでどちらも実績不足で厳しいでしょう。

忘れな草賞馬について

    3勝か、2勝なら重賞連対がほしいと思います。
    サヴォリンナ2勝馬で重賞未経験では買えません。

スイートピーS

    過去に勝った馬はカワカミプリンセス1頭のみです。無敗馬でした。
    2着に入ったカレンブーケドールは5戦で(2.1.0.2)の連対率6割でした。東京重賞クイーンC4着の実績もありました。

    ケリフレッドアスクは1勝馬で、重賞の実績もありません。厳しいと見ます。

クイーンC

    クイーンC勝ち馬は基本的に馬券を考慮しなくてはいけないようです。
    特に桜花賞を二けた着順になってもオークスで馬券になることもあります。

    今年は桜花賞を勝って参戦のエンブロイダリーです。データにはないですがまず問題ないとみます。

クイーンC1着馬について

    勝ち馬が近年いないところが気になりますが、桜花賞を勝ったエンブロイダリーは桜花賞勝つことでデータから外れているので判断はできません。

フラワーC

    以前までは直行フラワーCはまず来なかったのですが、2022年のスタニングローズが2着に初めて直行で連対しました。
    スタニングローズのデータを見ると、年内2戦2勝、7戦消化で着外ゼロ。連対率.571、複勝率.714でした。おまけに東京重賞で3着に入っています。
    これを基準でよいと思われます。

    レーゼドラマは今年条件戦で6着に負けており、それが東京コースです。買える要素がありません。

    パラディレーヌの方がまだ買える要素があります、東京コース未経験、今年は2戦(1.1.0.0.)の連対率100%で連勝が3馬身以上差を2回しています。

    レーヴドロペラは1勝馬で買える要素はありません。

フラワーC1着馬について

    レーゼドラマはフラワーCしか実績がなく、2走前には条件戦で6着に負けています。足りないとみます。

チューリップ賞

    チューリップ賞勝ち馬もクイーンCと同様に抑える必要がある馬になります。
    ただし、クロフネサプライズやダノンファンタジー、ショウリュウムーンのようにチューリップ賞勝ちの後桜花賞入着でもダメなケースも見られます。
    桜花賞を11着だったビップデイジーは厳しいでしょう。

阪神JF

    阪神JF馬はかなり成績が良いです。負けている馬はソダシ以外は桜花賞で4着以下に負けています。
    桜花賞2着のアルマヴェローチェは問題ないように見えますが、直行の桜花賞2着は過去にいないのでこれが盲点ではないかと思います。

2025年オークスの予想

     9エンブロイダリー       
    12ブラウンラチェット
    18エリカエクスプレス
     1アルマヴェローチェ
     5リンクスティップ

総括

    桜花賞前の時点で3強と思っていた3頭のエンブロイダリーアルマヴェローチェエリカエクスプレスで当初は考えましたが、
    アルマヴェローチェがあまりないローテーションで怪しいと考えました。
    ブラウンラチェットは阪神JFがと桜花賞を惨敗なので2,3着まで、リンクスティップは1勝馬なので3着までと考えています。
    他の路線組は力の差があるので5着くらいまでしか来れないと考えました。

1着馬のローテ

2着馬のローテ

3着馬のローテ

    桜花賞1~3着馬、9~14着馬、フローラS連対馬、忘れな草賞勝ち馬あたりが可能性高そうです。
    今年はフローラS、忘れな草賞組は有力馬がおらず、おそらく桜花賞組が来ると予想します。
    エンブロイダリーアルマヴェローチェリンクスティップブラウンラチェットビップデイジーあたりでしょうか。

最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133

去年のオークスの記事は→2024年 第85回オークス(優駿牝馬) 【過去20年のデータ】傾向と分析、ローテーション

一昨年のオークスの記事は→2023年 第84回オークス優駿牝馬 データ予想 リバティアイランドを負かす馬

2022年のオークスの記事は→2022年 第83回優駿牝馬(オークス)データ予想 桜花賞組か? サークルオブライフは切り?

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