２０２２年　第２７回秋華賞　データ予想　スターズオンアースは切り！

（JRA公式サイトより）

このレースはローズS組が主役だったが、最近はオークスからの直行も目立つようになってきました。
この後のエリザベス女王杯やジャパンカップを見据えて消耗を防ぐ実力馬が休養明けで挑むようになってきているためだと思われます。
今年はオークス上位３頭のうち２頭が直行、１頭は紫苑Sから出走のため少し傾向が異なると思われます。

予想

◎7スタニングローズ
〇8ナミュール
▲6メモリーレゾン
△5ストーリア

総括

二冠馬スターズオンアースはデータ的には本命になるはずですが、骨折休養明けを考え、今回は切らせていただきました。

本命はスタニングローズです。オークス２着で４勝馬は有力と見ました。

２番手にナミュールですが、休養明けはステップとしては悪くなく、オークス３着、重賞勝ちがあるので十分連対できるとみています。

３番手に穴馬のメモリーレゾンを上げます。ハンデ戦ではありますが二走前に２勝クラスの条件戦1800mを勝っています。
前哨戦のローズSを8割仕上げ挑んでいれば、2着に来る確率は十分あると思います。

抑えとしてストーリアを上げました。条件戦からはたまに来る（26年で4回連対）くらいですが、4戦3勝すべて3着以内で前走1800m勝ちでした。
ただし、２，３着候補と考えます。

ステップと過去成績

• 1.

ローズS

• 2.

紫苑S

• 3.

休養明け

• 4.

オークス

• 5.

桜花賞

• 6.

前走条件戦の勝ち馬

• 7.おまけ

３着馬のローテ

ローズS

ローズSの勝ち馬は過去２６年で２４頭出走（5.5.4.10）
勝率.208、連対率.417、複勝率.583

ローズSと秋華賞を連勝した馬の５頭は相当な実績馬です。
ジェンティルドンナ、ダイワスカーレット、エアメサイア、ファインモーション、ファレノプシスです。
１頭が２冠馬、２頭が桜花賞馬、１頭は桜花賞４着でオークス２着、１頭は４戦全勝です。

アートハウスは明らかに勝てないデータと思われます。連勝経験もなく、ローズS以外で重賞入着もなければ秋華賞での２，３着も難しいでしょう。

エグランタインのように１勝クラスしか勝っていない何とか出走こじつけてきた馬は、本番では余力が残っていないことが多く、いらないでしょう。

メモリーレゾンは夏場に２勝クラスを勝っており、ローズSは８割仕上げで挑んでいる可能性があります。本番に１０割で仕上げてくる場合は２着候補になると思います。

紫苑S

紫苑Sの勝ち馬は過去２６年で２２頭出走（1.1.2.18）
勝率.045、連対率.091、複勝率.182

相当ひどい成績でした。

唯一の紫苑Sを勝って秋華賞も勝った馬ディアドラの成績を見ると、桜花賞６着、オークス４着で、４勝馬でした。

ここで紫苑S勝ちが４勝目だった馬を見るとディアドラ、マルターズオディサ、レディパステルの３頭のみです。紫苑S勝ちの後秋華賞で負けた馬のほとんどが紫苑Ｓを３勝目でした。

マウターズオディサは、チューリップ賞勝ちまでは連対率１０割で阪神JF２着と安定した成績でしたが、
その後桜花賞８着、オークス１０着、紫苑S１着、秋華賞７着です。

レディパステルはすべて３着以内の成績で、フローラＳ２着、オークス１着、紫苑Ｓ１着、秋華賞３着です。

以上のことを踏まえると、オークス２着で紫苑Sを４勝目で勝ったスタニングローズはかなりの有力馬と考えられます。

紫苑Sの2着馬は過去２６年で２４頭出走（2.0.1.21）
勝率.083、連対率.083、複勝率.125

こちらもひどい成績です。

過去の秋華賞勝ち馬の２頭はヴィブロスとショウナンパントラです。この２頭は夏場の2000m条件戦（1勝クラス）を勝っており、
紫苑Sの2着から来れる馬はこのタイプのみでよいと思われます。

サウンドビバーチェはオークス除外からの紫苑S2着です。オークス除外なので着順はどうみるかですが、紫苑Sの2着馬はオークス惨敗馬が多く、
サウンドビバーチェもこのタイプとみています。オークス惨敗馬で紫苑S2着の馬は秋華賞でも惨敗することがほとんどですので切りでよいと思います。

ライラックのように桜花賞、オークスともに二桁着順の馬はまずいらないとみてよいと思います。
桜花賞やオークスで二桁着順の場合、どちらかは５着以内か前哨戦のローズSを連対の実績が必要と思われます。

休養明け

休養明け
休養明けで挑む馬はそれなりの実績が必要です。
秋華賞で連対するにはオークスで３着以内かつ、重賞勝ちかＧ１連対経験が必要です。秋華賞で３着以内になる馬でもオークス４着以内かつ重賞勝ちが必要と思われます。

以上を踏まえるとオークス4着以下なのに休養明けで挑むピンハイ、プレサージュリフト、エルカヴィータは実績不足と思われます。

スターズオンアースですが実績では文句なしです。
過去の二冠馬の成績は（1996年以降）6頭出走（5.0.1.0）ですのでかなり有力です。
ただ、今回のスターズオンアースは骨折休養明けになり、何とか間に合ったというように、順調さを欠いています。思い切って切る方向で考えました。

ナミュールは実績では桜花賞10着がありますが、チューリップ賞勝ち、オークス3着と問題なく、ハマれば勝つタイプかと思います。

オークス

オークスでは4着以内でないと秋華賞を勝つのは難しいと考えられます。
オークス馬の成績は過去２６年で２０頭出走（9.1.2.8）
勝率.450、連対率.500、複勝率.600

これを見るとスターズオンアースはかなり来ると思われます。しかし、前述のとおり骨折休養明けなので例外になるとみています。

オークス２着馬の成績は過去２６年で２１頭出走（4.3.3.11）
勝率.190、連対率.333、複勝率.476

スタニングローズも紫苑Sからの参戦なのでデータではほとんどなく、例外になると思われます。

オークス３着馬の成績は過去２６年で１８頭出走（3.1.1.13）
勝率.167、連対率.222、複勝率.278

ナミュールですが、オークス３着からの直行は過去２頭のみでした。ラッキーライラック９着とクロノジェネシス１着でした。
ラッキーライラックはローズSを球節を痛めて回避の経緯があり、順調さを欠いていました。
クロノジェネシスの成績は桜花賞、オークスともに３着、阪神ＪＦ２着、６戦してすべて３着以内と申し分ない成績なのでナミュールとは比べ物にならないかもしれません。
２頭しかないデータしかないので取捨選択は難しいですが、今回は買えると判断しました。

ピンハイ、プレサージュリフト、エルカヴィータは前述通り、実績不足の休養明けなのでいらないとみています。

アートハウスは前述通りでいらないでしょう。

桜花賞

桜花賞は成績にバラつきがありますが、それでも５着以内は必要と思われます。桜花賞着外だった馬はオークスでは入着が最低条件で、前哨戦も３着以内で出走している必要があります。

ウォーターナビレラは桜花賞２着後に２戦連続二桁着順では復調の兆しもなく買えないです。

パーソナルハイも桜花賞6着後にオークス、ローズS二桁着順では、いらないでしょう。

前走条件戦の勝ち馬

条件戦で前走3勝目をあげた馬（ダート戦を除く）は
過去２６年で３６頭出走（1.3.2.30）
勝率.028、連対率.111、複勝率.167
勝つのは難しいと思われますが２，３着は考えなければいけないと思われます。
それでも傾向として1800m～2200m勝ち、着外は1回までと考え、今回ではストーリアのみ買えると思います。

３着馬のローテ

前走ローズS３着以内が断然ですね。アートハウスかエグランタインが良いかもしれません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
こういうデータを調べてほしい、こうすればもっとわかりやすいなど、ご意見あればコメントください。
今後もっとより良いデータを公開しながら、予想を楽しんで、データが皆様の予想の参考になればと思っております。
よろしくお願いします。