２０２２年　第６７回有馬記念　データ予想　タイトルホルダー対イクイノックス　どちらが勝つか？

（JRA公式サイトよりオッズは日曜日4：57時点）

有馬記念予想

◎９イクイノックス
〇１３タイトルホルダー
▲１６ディープボンド
△７エフフォーリア
△１０ジャスティンパレス
△１４ボッケリーニ

ステップと過去成績

1.天皇賞秋
2.秋１戦のみ
3.ジャパンカップ
4.菊花賞
5.宝塚記念
6.凱旋門賞
7.前年の有馬記念
8.総括
9.３着馬のローテ

天皇賞秋

去年のエフフォーリアがダービー２着→天皇賞秋１着から有馬記念を制したことから
イクイノックスは本命といえるでしょう。

ただし、去年のエフフォーリアは共同通信杯と皐月賞を連勝していました。
有馬記念連対の基本データとして去年の秋～今年春にかけて重賞連勝（時点としてオープン以上でも可）していることが有力のデータと考えています。
これを考えるとイクイノックスは春の勝ちはなく、天皇賞秋でＧ１初勝利でした。反動で負けるかもしれないという懸念材料はあると思います。

念のため天皇賞秋を勝って有馬記念に直行した馬を調べてみました。
７頭中（1.1.1.4）でした。内訳はエフフォーリア１着、レイデオロ２着、サクラチトセオー３着、アーモンドアイ９着、オフサイドトラップ１０着、ネーハイシーザー９着、プレクラスニー４着です。
これを見ると天皇賞秋でＧ１初勝利の馬は怪しいといえるかもしれません。

個人的な考えとしてはイクイノックスは皐月賞を５か月ぶりでしかも２戦２勝の成績ながら２着に来た時点でデータで扱うことは難しい馬と思っています。
イクイノックスは買うしかないと思います。

秋１戦のみ

過去２８年で６４頭いました。
成績は（5.2.5.52）です。弱い馬や成績が悪かった馬もいるので何とも言えないですが、
有馬記念を勝った馬はＧ１を２勝以上、連対や３着になった馬でもＧ１連対経験くらいは必要かと思われます。（2002年のコイントスのみ例外）

今年は秋１戦のローテーションの馬が４頭います。
アリストテレスは近走の成績不振を見るといらないでしょう。

イクイノックスはＧ１を１勝ですが皐月賞とダービーを２着なのでＧ１二勝馬のレベルとほぼ同じと見ています。有馬記念でも十分勝てるデータと見ます。

タイトルホルダーはＧ１を３勝しており、文句なしで勝ち馬候補になります。

ディープボンドはＧ１を３回連対しており、有馬記念を勝つのは難しいと思われますが、２，３着は十分にありと思います。

ジャパンカップ

ジャパンカップと有馬記念を連覇した馬は４頭のみ。テイエムオペラオー、ディープインパクト、ゼンノロブロイ、シンボリルドルフです。
３冠馬クラスか、天皇賞秋とジャパンカップを連覇している馬でないと
ジャパンカップ→有馬記念と連続で勝てないと思われます。

ジャパンカップ勝ちで有馬記念２着になった馬を見てもスペシャルウィークとキタサンブラック、カツラギエースの３頭だけです。
３頭とも春のＧ１の春の天皇賞か宝塚記念を勝っており、Ｇ１を２勝以上していました。

ジャパンカップ勝ちで有馬記念３着になった馬はシュヴァルグラン１頭のみです。シュヴァルグランはその年の天皇賞春を２着と連対しています。

以上のデータを考えると
ヴェラアズールは４，５着くらいの予想となり、今回は切りでよいと思います。

ボッケリーニは１７着からの出走では厳しいでしょう。このタイプで買えるのは去年の秋～春くらいの間に重賞連勝しているときのみです。しかし、AJC杯３着、日経賞２着、目黒記念１着と３戦連続重賞３着以内で勝利もあることから２着候補に浮上させました。

菊花賞

基本的な考えとして、ここから参戦の馬は４勝していることが重要と思います。
１９８４年以降で菊花賞参戦して有馬記念勝った馬は１０頭いますがすべて４勝以上でした。
有馬記念２着の馬は７頭で２頭が３勝馬でした。
有馬記念３着の馬は７頭で１頭が３勝馬、１頭が２勝馬でした。

２，３着に来た馬４頭は２着馬がリンカーン、ユーワジェームス、３着馬がワールドプレミア、ホワイトストーンです。

リンカーンは若駒ＳとすみれＳのオープンを連勝、ユーワジェームスはＮＺＴ４歳Ｓ（Ｇ２）を勝っていました。
ワールドプレミアは菊花賞馬、ホワイトストーンはセントライト記念勝ちがありました。

ボルドグフーシュは菊花賞２着ですが、条件戦までしか勝ちがなく３勝馬です。
ここでは切りでよいでしょう。

ジャスティンパレスは３勝馬ながら神戸新聞杯勝ちがあるので２，３着はあるかもしれません。
３勝馬なので基本的には抑え程度の評価です。

宝塚記念

タイトルホルダーは数少ない天皇賞春と宝塚記念を連勝した馬ですので切ることはできないです。
今年の宝塚記念出走馬はタイトルホルダーとディープボンドが凱旋門賞から、
エフフォーリアが宝塚記念から直行と数少ないステップなので参考にすることは難しいと思います。

凱旋門賞

着外からも有馬記念では好走できるデータだと思います。ただ、有馬記念を勝った馬を見ると前走3着以内のほうが良いと思われます。
この考えを入れるとタイトルホルダーは２着のほうが濃いデータになります。

前年の有馬記念

表から見ると去年５着のタイトルホルダーはあまりよくありません。
ただ同年にＧ１を勝っている馬は４頭で（1.1.0.2）ダイタクヘリオスはマイラーなので無視してよいと思います。
１着と２着は３０年以上前のオグリキャップとギャロップダイナです。どちらも同年の安田記念を勝っていました。（二千メートル以上のG1勝ちの実績あり）
メイショウサムソンだけは天皇賞春と天皇賞秋を制していたのに８着に負けたのは理由はわかりません。

タイトルホルダーは今年のG1を２勝しており、このデータだけで切ることはできないです。

エフフォーリアは今年未勝利というのがネックです。有馬記念を勝つことは馬への負担はかなりのもので、その後調子を落とす馬が多いです。
有馬記念を勝った馬で翌年も馬券に絡んだ馬は６頭中５頭が翌年もＧ１を勝っています。
当てはまらないゴールドアクターでさえもＧ２を２勝しており、１年間で健康体であることが前提と思われます。
このデータからエフフォーリアは切りでよいと見ます。（３着まではあるとみています）

総括

イクイノックス・・・３勝馬ですが、皐月賞、ダービーともに２着で４勝馬と同じレベルと判断しました。
休養明け天皇賞秋を勝ったことから、実績とローテーションともに良いことから本命にしました。

タイトルホルダー・・・Ｇ１三勝、天皇賞春と宝塚記念を連勝していることから実績は文句なし。去年の有馬記念５着が微妙のため対抗になります。

ディープボンド・・・この馬は去年の有馬記念２着で侮れません。８枠に入ったことが懸念されていますが、データ的には買いです。
今年の阪神大章典を勝ち天皇賞春２着とまだまだ力を持っており、凱旋門賞１８着は度返しで考えなくてよいと思います。

エフフォーリア・・・去年の有馬記念勝っていることが唯一の買えるデータですが、今年未勝利の有馬記念勝ち馬なので来ても３着までと見ています。

ジャスティンパレス・・・３勝馬なので基本的には買えないのですが、ホープフルS２着と、神戸新聞杯１着があるため、２，３着候補としてあげました。

ボッケリーニ・・・可能性は低いと思いますが穴候補を考えたとき、ジャパンカップ、天皇賞秋の負けたなかで目ぼしい馬がボッケリーニしかいなかったため浮上させました。

３着馬のローテ

去年の連対馬のエフフォーリア、ディープボンドか、近走３着以内が多いヴェラアズール、ボルドグフーシュあたりもよいかと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
こういうデータを調べてほしい、こうすればもっとわかりやすいなど、ご意見あればコメントください。
今後もっとより良いデータを公開しながら、予想を楽しんで、データが皆様の予想の参考になればと思っております。
よろしくお願いします。