2023年　第64回宝塚記念　「イクイノックスが負けた」があるかもしれない。

（JRA公式サイトよりオッズは土曜日22：54時点）

今年の宝塚記念はイクイノックスがドバイシーマクラシックを圧勝をステップにどんなレースをするかとても興味があります。
宝塚記念はG1成績があまりよくない中堅くらいの馬が連に絡むことはよくあります。今年はそれを狙えればよいと思っています。

宝塚記念予想

◎３ダノンザキッド
〇１１ジュラルディーナ
▲１４ブレークアップ
△１２アスクビクターモア
△４ボッケリーニ

総括

王者のイクイノックスを負かす馬がいるかと予想しましたが、なかなか勝てそうな馬がいませんでした。

その中でも２頭はイクイノックスに勝てる可能性があると見ました。

ダノンザキッドとジュラルディーナです。

ダノンザキッドは昨秋の香港Ｃを２着に来ており、2000mＧ１で連対できる馬は宝塚記念の距離は大丈夫と見ています。
ステップはＱＥ２世Ｃ５着からで、悪くないと見ています。
人気がないこともあり、期待を込めて本命にしました。

ジュラルディーナは人気になっていますが、昨年のオールカマーとエリザベス女王杯を連勝していることから距離適性は抜群です。
ＱＥ２世Ｃを６着なので多少割引とみています。３着以内から参戦だったら本命にしていました。

３番手は正直イクイノックスにしたかったですが、ここは思い切って切って勝負に徹しました。
ブレークアップを浮上させました。２０１８年に天皇賞春４着から勝ったミッキーロケットがいます。
データはだいぶ違いますが、Ｇ２勝ちがあり近走では好走しているので可能性はあるとみました。

４、５番手にアスクビクターモアとボッケリーニにしました。２着までならありと見て馬券を買おうと思います。

天皇賞春

天皇賞春の勝ち馬は過去３１年で１７頭出走（5.3.1.8）
勝率.294、連対率.471、複勝率.529

去年タイトルホルダーが天皇賞春と宝塚記念を優勝して春の天皇賞馬は十分勝てると認識しました。

今年はジャスティンパレスが参戦します。注目するデータとしては春の天皇賞がＧ１何勝目かということです。

過去馬券に絡んだ９頭はすべてＧ１を２勝以上していました。

ジャスティンパレスは春の天皇賞でＧ１初勝利です。
これは勢いより反動が心配の馬になると思います。

天皇賞春の２着馬は過去３１年で１８頭出走（2.3.1.12）
勝率.111、連対率.278、複勝率.333

天皇賞春２着から宝塚記念３着以内に来た６頭を見てみると
エイシンフラッシュ、メイショウサムソン、メジロマックイーンはＧ１馬
メイショウドトウは前年の宝塚記念２着馬
ステイゴールドとカミノクレッセは天皇賞春の後、目黒記念や安田記念を挟んでいます。

ディープボンドはＧ１を２着までで、前年の宝塚記念は４着でした。天皇賞春２着から直行では厳しいかと思います。(G1馬か前年の宝塚記念連対馬でないと厳しいと見ています）

ブレークアップは去年秋のＧ２アルゼンチン共和国杯の勝ち馬でまだ未知数のところもあり、抑える必要があるかもしれません。

アスクビクターモアですが、本来なら買いたいところですが、菊花賞勝ちから２戦とも惨敗です。昨秋以降にどこかで入着は欲しいところです。
菊花賞の後に何か調子落とすことがあったか、日経賞の不良馬場で精神的に無理が来ている可能性を考えて今回は見送りと考えています。
ただ、菊花賞馬だけでなく、弥生賞馬ということもふまえて抑えの必要ありとみました。

大阪杯

大阪杯はＧ１になってからデータが少ないため取捨選択が難しいです。
過去６年で馬券に絡んだ馬は６頭いますが、５頭がＧ１馬、１頭がＧ１連対経験馬でした。実績はかなり必要と思われます。

ダノンザキッドはホープフルＳの勝ち馬で、マイルＣＳ、香港Ｃを２着に来ています。実績は問題ないでしょう。

ジュラルディーナは昨秋にオールカマーとエリザベス女王杯を連勝しています。この実績は宝塚記念で十分来れる実績と見ています。

ジュラルディーナの懸念点といえば今年に入って２戦とも着外です。年内のレースで入着がなくて宝塚記念連対した馬は過去２０年みてもキセキのみです。
キセキは前年の宝塚記念２着馬なので例外と見てよいと思います。
このデータを重く見るとジュラルディーナは３着までになります。

モズベッロは２年前の大阪杯を２着の後９戦して入着が新潟大賞典の４着だけではもう能力が足りないと見てよいでしょう。

また、大阪杯の着外からはＧ１馬だけと思われるのでジュラルディーナ以外は考えなくてよいでしょう。

ドバイ直行組

今年はドバイから直行組が３頭います。
過去にドバイから直行した馬は除外になったオーソリティを除くと14頭、16回出走（1.1.2.12）
勝率.063、連対率.125、複勝率.250

まず勝つのは難しいと思われます。（勝ったのは一昨年クロノジェネシスでＧ１を３勝していた）
２着に来た馬もドゥラメンテ、３着はスワーヴリチャード、ジェンティルドンナという実績馬です。

今年のドバイ直行組は３頭ともＧ１馬でイクイノックスはＧ１を３勝しています。
ジオグリフとヴェラアズールはドバイを二けた着順ですので割引が必要です。
この２頭はＧ１を勝った後が連対すらありませんので、Ｇ１を勝った後の反動か体の異変があって治っていないとみます。

休養明け（大阪杯よりも間隔があいた馬）

ドバイ直行以外ではスルーセブンシーズは中山牝馬Sしか重賞勝ちがなく、オークス、秋華賞も大敗しているので明らかに力不足でいらないでしょう。

鳴尾記念

このレースは良いステップと見ていますが、基本は連勝しているか、過去1年で重賞を２勝以上していないと厳しいと思われます。
２０１２年のトゥザグローリーが５番人気になって負けていたのですが、この馬は鳴尾記念の前に中山記念を１０着と大敗していました。
この波のある成績では厳しいということを示していると見ています。
ラブリーデイは鳴尾記念の前は天皇賞春８着、阪神大賞典６着でしたが、その前が京都記念と中山金杯を連勝していました。

ボッケリーニですが、連勝はしていませんが、鳴尾記念の前は日経賞２着と連続連対しているので勢いを見ると抑える必要があると見ています。
Ｇ１成績がジャパンカップ１７着と有馬記念１１着なので格が足りない可能性は否定できません。どちらか入着が欲しかったです。
７歳という歳もネックになると思われます。

目黒記念

３着以内の馬が出走して生きた時にチェックする必要あると見ています。
プラダリアは青葉賞勝ちしかなく２勝馬なので目黒記念５着からではさすがに厳しいと見ています。

ライラックも同じでエリザベス女王杯２着がありますが、フェアリーＳ勝ちしかない２勝馬です。目黒記念９着から巻き返す実績ではないと見ます。

前年の宝塚記念

前年６着以内だった馬は連に絡む可能性を考える必要があると見ています。

ディープボンド実績は悪くないですが、去年は阪神大章典を連覇していましたが、今年は天皇賞春２着だけで、過去1年で勝ちがありません。
さすがに衰えを感じるので個人的に切らせていただこうと思います。

有馬記念

有馬記念の勝ち馬は過去２９年で１１頭出走（5.1.1.4）
勝率.455、連対率.545、複勝率.636
これを見るとイクイノックスはかなり堅いと思われます。
しかし私はイクイノックスは負ける可能性は十分あるとみています。
詳しくは前回の記事を見てください→イクイノックス　宝塚記念を勝てるか？　ドバイ直行と有馬記念勝ち馬のデータ

宝塚記念予想

◎３ダノンザキッド
〇１１ジュラルディーナ
▲１４ブレークアップ
△１２アスクビクターモア
△４ボッケリーニ

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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以下の表はテキストデータの表です。