2024年 第84回桜花賞 【過去20年データ】傾向と分析 危険な人気馬、穴馬を検討


(JRA公式サイトよりオッズは土曜日22:50時点)

2024年桜花賞の予想

     9アスコリピチェーノ       
    10セキトバイースト
     8コラソンビート
    12ステレンボッシュ
    11ライトバック

桜花賞の傾向

2歳のG1阪神JFと同じ舞台阪神1600mということから阪神JFで好走した馬が桜花賞でも好走することが目立ちます。
ステップレースも同じ阪神1600mのチューリップ賞が断然で、チューリップ賞組からの予想が基本になります。最近になって、阪神JFからの直行も増えてきましたが阪神JFは連対が絶対条件と思われます。(連対馬が出走していない時は最上位ばは考慮する)
前走も連対している馬が断然よく、次点として3着以内で考える形になります。前走惨敗からの巻き返しは重馬場か不良馬場の時のみに考えるとします。

今年の桜花賞

無敗の3連勝で阪神JFを制したアスコリピチェーノが直行したことでこの馬が中心になります
阪神JF2着のステレンボッシュも出走レースすべてが1600m以上の距離で(2.2.0.0.)と連対率100%なので十分狙えるデータになります。
チューリップ賞組は微妙になります。チューリップ賞勝ち馬のスウィープフィートは阪神JFで7着に負けており、チューリップ賞で出走権を獲得した馬なので厳しいと見ています。2着のセキトバイーストと3着のハワイアンティアレは1勝馬です。1勝馬は重賞連対か連対率100%欲しいところです。

私が考える桜花賞の特徴

(独断と偏見あり)

  • 2勝以上、連対率50%以上が基本。1勝馬はキャリア3戦以内の馬は連対率66%以上で複勝率100%、キャリア4戦以上の馬は2走以上前に重賞を連対している。
  • 前走2着以内が基本。3着以下に負けた馬は重賞勝ち(最低でも連対経験)必要。
     (ただし、本番か前走が重馬場、不良馬場の時は例外)
  • ステップレースはチューリップ賞が断然有利。休養明けは前走G1を3着以内か重賞勝ち。クイーンC組は連続連対必要。フィリーズレビュー組は1勝クラス以上の1600mで勝っているか、阪神JFで3着以内、前年に重賞勝ちがある。エルフィンS組は2勝以上で複勝率100%。フラワーC組は連勝中かつ連対率100%。

阪神ジュベナイルフィリーズ


阪神JFの上位は桜花賞でも上位になります。
阪神JF勝ち馬の成績は過去20年で18頭中(4.4.2.8)勝率.222、連対率.444,複勝率.556
阪神JF2着馬の成績は過去20年で18頭中(2.3.3.10)勝率.111、連対率.278,複勝率.444
阪神JF3着馬の成績は過去20年で15頭中(2.1.0.12)勝率.133、連対率.200,複勝率.200
以上を見ると勝ち馬が断然で、連対馬もかなり良いということになります。3着馬は条件次第という感じのようです。

阪神JF1着馬について

馬柱を見る限り、チューリップ賞を使うより直行の方が良いようです。
チューリップ賞を使った場合はできれば2着以内は必要と思われます。ただし、阪神JF→チューリップ賞→桜花賞の3連勝はブエナビスタのみです。今年は直行なので関係ありませんが、今後はこのデータは使えるかもしれません。
アスコリピチェーノ3連勝で直行なので問題ないと思われます。

阪神JF2着馬について


馬柱を見る限り、阪神JF2着の場合は1度ステップレースを使ってからの方が良いように思います。
2021年のサトノレイナスが直行で2着に来ていますが、3戦2勝で1度しか負けていませんでした。
ステレンボッシュは4戦2勝で2回負けています。特に1勝クラスのサフラン賞で負けており、
条件戦で負けるような馬が阪神JFから休養明けで来れるかは疑問になります。

阪神JF3着馬について


阪神JF連対馬と比べると厳しいデータと思われます。
阪神JFの前に重賞勝ちがあり、前走連対していれば十分桜花賞でも好走できると見ています。
コラソンビート京王杯2歳Sを勝って3連勝で阪神JFに挑戦して3着でした。前走も連対しています。(あまり成績は良く無いステップレースですが)ここでも十分好走できるデータと見ました。

チューリップ賞


チューリップ賞の4着以内の馬は桜花賞でも上位になります。
チューリップ賞勝ち馬の成績は過去20年で17頭中(2.4.1.10)
 勝率.118、連対率.353,複勝率.412
チューリップ賞2着馬の成績は過去20年で20頭中(3.3.1.13)勝率.150、連対率.300,複勝率.350
チューリップ賞3着馬の成績は過去20年で20頭中(2.2.4.12)勝率.100、連対率.200,複勝率.400
以上を見ると勝ち馬が断然で、連対馬もかなり良いということになります。3着馬は条件次第という感じのようです。
ただし近年勝ち馬の成績は今ひとつになっています。2018年からG2になったことも影響があるかもしれません。

チューリップ賞1着馬について


チューリップ賞勝ちから桜花賞でも好走できるには相当な実力が必要と思われます。
特にチューリップ賞がG2になった2018年以降はチューリップ賞から勝ち馬が出ておらず、チューリップ賞が消耗するレースになりつつある可能性があるのではないかと考えています。
チューリップ賞勝ちが重賞初制覇だとかなり怪しいデータと見ています。ハープスター、ブエナビスタ、テイエムオーシャンは重賞2勝目で余力を残してもチューリップ賞を勝っていたと思われます。
チューリップ賞勝ちが重賞初制覇で桜花賞も連対した馬アドマイヤキッスのみです。
アドマイヤキッスは新馬戦2着→2着→未勝利戦1着→半年休養明けチューリップ賞1着→桜花賞2着でした。かなり例外と見てよいと思います。
以上からスウィープフィート桜花賞で好走は厳しいとみました。

チューリップ賞2着馬について


チューリップ賞2着馬はあまり実績がない馬が多くいます。実績がなかった馬でも桜花賞で3着以内にきた馬を見ると3戦以内で連対率67%、複勝率100%というデータが必要と思われます。
実績としては1勝馬なら3戦以内で4戦以上した馬は重賞連対実績がチューリップ賞の前にあること。
以上を考えるとセキトバイースト厳しいと思われます。

チューリップ賞3着馬について


チューリップ賞3着で桜花賞を連に絡むには阪神JFで連対するほどの実績が必要です。
ハワイアンティアレは3戦1勝馬で、初戦7着に負けている時点で実力が足りないとみます。

エルフィンS


エルフィンSから直行の場合は2戦2勝か3戦2勝でないと厳しいと思われます。3戦2勝がマルセリーナですが、新馬戦1600m1着→シンザン記念3着→エルフィンS1着でした。
今回のライトバックは2戦目がアルテミスS4着です。これをどう見るかで買うのか、切るのか分かれると思います。
3戦2勝は複勝率100%と考えるとライトバック厳しいかもしれません。(重賞4着なのでセーフともとれます)

フィリーズレビュー


このレースは1400mということもあり、1200m~1400mのスプリントタイプが好走し、1600mの桜花賞では距離がもたないという馬が多いようです。
数字は言うまでもなく過去20年でフィリーズレビュー3着以内の馬が桜花賞で3着以内に来た馬は、勝ち馬が3頭、2着はゼロ、3着が4頭だけです。基本は要らないと見てよいでしょう。
今年は2着馬のコラソンビートだけは十分好走できると思われます。2017年の桜花賞馬レーヌミノルは、小倉2歳Sを勝っており、京王杯2歳S2着、阪神JF3着の実績がありました。
コラソンビートは遜色ない実績があり、フィリーズレビュー2着からの参戦なので十分勝ち負けできるデータになっていると見ます。

アネモネS


表を見る限り、アネモネSは相当なことでないと買えないと見ます。(例えば阪神JF勝ち馬など)
キャットファイトは阪神JFで10着と惨敗しており、桜花賞で好走できるデータではないと見ます。
テウメッサは未勝利戦勝ちからアネモネS2着となんとか出走にこぎつけた馬のデータであり、入着も厳しいと思われます。

クイーンC


このレースで勝つと桜花賞では勝てないようです。間隔と東京コースとの違いでどちらも強さを見せることができることはかなり少ないと思われます。

クイーンズウォークは未勝利戦から連勝からの桜花賞挑戦になり、今までのクイーンCから桜花賞連対した馬と比べても厳しいデータと思われます。

クイーンCステップで桜花賞を好走するにはクイーンCの前に1600mの重賞で好走できる馬でないと厳しいと見ます。

フェアリーS


このレースは中山コースなので桜花賞には直結しないようです。

特に直行ではかなり苦戦が見られ、2馬身以上の差をつけた連勝タイプでないと買えないと見ています。

イフェイオン首差の勝利で直行フェアリーS以外の成績が未勝利戦のみなので足りないと見ます。

総括

総括として、阪神JFの上位3頭が中心で予想しました。
3頭のうち2頭が休養明けでデータ的に予想が難しくなりましたが、阪神JF2着のステレンボッシュを評価下げました。
浮上させた馬がセキトバイーストライトバックです。
セキトバイーストはかなり厳しいデータですが、チューリップ賞1~3着の中で一番可能性が高い馬と考えました。
ただし、馬券は2~3着で考えます。
ライトバックは見た目があまり強くないので当初は切っていましたが、エルフィンSからの直行で重賞入着があり、3戦2勝なので少し甘くして抑えにしました。
ただ浮上させた馬のデータも怪しいので阪神JFと同じ着順になってもしょうがないと考えています。

2024年桜花賞の予想

     9アスコリピチェーノ       
    10セキトバイースト
     8コラソンビート
    12ステレンボッシュ
    11ライトバック

3着馬のローテ


アネモネS1着、チューリップ賞3着以内、クイーンC連対、フィリーズレビュー2着が有力と思われます。
コラソンビートが一番近いと思われます。次点としてはライトバックでしょうか。

旧ツイッター(X)、Instagramでは当日の馬券購入をアップしていますので興味のある方はぜひフォローお願いします。
ユーチューブも始めました。→【youtube】:https://www.youtube.com/@agunestachyon/
【Twitter】:https://twitter.com/agunestachyon2
【Instagram】:https://www.instagram.com/agunestachyon2/

去年の桜花賞の記事は→2023年 第83回桜花賞 過去29年データ分析 リバティアイランドは買いか?

一昨年の桜花賞の記事は→2022年 桜花賞 データ予想 【ナミュールは切り?】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA