2025年ヴィクトリアマイルの予想
- ◎17アスコリピチェーノ
〇 3アルジーヌ
▲10ボンドガール
△ 5ラヴェル
△15ソーダズリング
総括
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マイルでは1頭抜けていると考えているアスコリピチェーノを本命にしました。
2番手以降は混戦で安定感のある実績馬ボンドガールと、古馬になってから頭角を出してきたアルジーヌ、去年の3冠馬の一角だったステレンボッシュあたりが人気でしたが、ステレンボッシュはあまり相性の良くない桜花賞馬で騎乗がモレイラから乗り替わりもあり切らせていただきました。
穴馬にはアルテミスS勝ち経験のラヴェルと、近走それほど負けていないソーダズリングをあげました。
ヴィクトリアマイルの傾向
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ステップレースは阪神牝馬Sが一番多いですが、近年は違うステップの馬が多く馬券に絡んでいます。
実績がある馬が近走は勝てていないところ、数少ない牝馬G1に勝負をかけて来ることが多いようです。
実績がない馬は連勝や重賞勝ちから挑戦して、ここでも好走するタイプもいます。
今年のヴィクトリアマイル
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昨年のマイルで主役級だったアスコリピチェーノ、
牝馬クラシックで主役を争ったステレンボッシュ、
一昨年のハイレベル新馬戦から勝ちがないボンドガールあたりが人気となっています。
毎回のことですが、前年の3歳のG1で常連だった4歳勢が中心になります。
牡馬や海外で戦ってきた馬と、牝馬戦で好勝負をした馬との戦いになりそうです。
データ的には牡馬や海外を相手にしていた馬のほうが分があるようです。
私が考えるヴィクトリアマイルの特徴
(独断と偏見あり)
- 4歳馬と5歳以上と分けて考える。
- 4歳馬は桜花賞3着以内、オークスか秋華賞連対のいずれかがあれば本命候補。2歳重賞アルテミスS,クイーンCの勝ち馬も馬券候補。
- 5歳以上は昨秋以降に重賞勝ちか、G1連対があれば本命候補。
- 阪神牝馬S組の連対馬が苦戦。連対馬は連続連対していないと厳しい。例外はミッキークイーンのみ。ミッキークイーンは2走前がジャパンカップ8着でした。
- 前走中山牝馬S、福島牝馬Sは基本勝っていること。昨秋以降に重賞勝ちかG1連対あれば着外でも可。
- ステップレースの牝馬重賞3レース以外から参戦の馬はG1で3着以内の実績は必要と見ます。
上位人気馬の考察
アスコリピチェーノ
新潟2歳S、阪神牝馬FSと連勝、桜花賞2着、NHKマイルC2着とマイル戦で主役を担ってきました。今回サウジアラビアのG2を勝っての参戦です。
実績、実力申し分なく人気はしょうがないでしょう。ここでも切る要素はほぼなく、あえていうとしたらサウジ遠征から3ヶ月空けての出走でしょうか。
ステレンボッシュ
牝馬三冠レースを1,2,3着と十分な実績をもっています。
マイナス面として、モレイラ騎手から戸崎騎手に変更した点、マイル戦は桜花賞以来、前走大阪杯で13着といった点でしょうか。
人気がそこそこあることからあまり買いたくない馬になります。
ボンドガール
レベルの高い新馬戦を勝ってずっと注目されている馬です。しかしずっと勝ちきれずに1勝馬のままです。なかなか頭で買うのは難しいかもしれません。
ただ、マイル戦(1.3.0.2)、東京コース(1.2.0.1)と良績を収めています。
阪神牝馬Sも勝っていないので逆にここでは良いと思われます。
クイーンズウォーク
久々のマイル戦でどう走るかになると思われます。去年のクイーンCの勝ち馬で東京1600mは問題ないと思われます。
マルイ戦が桜花賞以来、前走金鯱賞は重馬場だったことを考えると買いづらいかもしれません。
アルジーヌ
4歳秋になって初めてオープンを制しました。今回G1初挑戦でどこまでやれるかでしょう。
ここ3戦は1,1,2着と勢いがあり、今回剛腕レーン騎手が乗ることも注目の馬になります。
シランケド
3連勝で中山牝馬Sを勝ってG1初挑戦になります。
2000mで圧勝を2回している点からも1800~2000mがベストのように思います。
中山牝馬Sはあまり良いステップではなく、連絡みは2021年のランブリングアレーの2着しかありません。
勝つのにはかなり厳しいデータと思われます。
阪神牝馬S
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このステップはあまり良いステップではないと思われます。
阪神牝馬Sの勝ち馬は過去19年で18頭出走(1.1.1.15)
勝率.056、連対率.111、複勝率.167
かなり悪い数字です。この数字だけ見るとサフィラは厳しいかもしれません。
阪神牝馬Sの2着馬は過去19年で19頭出走(1.2.4.12)
勝率.053、連対率.158、複勝率.368
勝つのは厳しいと思われます。アルジーヌはカシオペアSとターコイズSとの連勝からの阪神牝馬S2着なので例外になるかもしれません。
阪神牝馬Sの3着馬は過去19年で12頭出走(0.1.1.10)
勝率.000、連対率.083、複勝率.167
今年は該当馬出走なしでした。
阪神牝馬S1着馬について
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この馬柱を見ると2008年以降からですが、サウンドキアラとエイジアンウインズしか連対できていません。
2頭とも3戦連続連対でその年すべて連対です。
しかも連勝中とかなり勢いがないと厳しいかもしれません。
サフィラは今回G1初挑戦です。できれば3連勝くらいの勢いが必要と思われます。
阪神牝馬S2着馬について
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この馬柱を見るとミッキークイーン以外は阪神牝馬Sの前走も入着しています。
ミッキークイーンはG1馬であり、阪神牝馬Sの前は昨秋のジャパンカップで休養明けでした。
アルジーヌは阪神牝馬Sの前走はターコイズSで4カ月ぶりの出走でした。
その前も連勝をしており、勢いとフレッシュさの両方を持っているとも考えられます。
福島牝馬S
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福島牝馬Sはあまりヴィクトリアマイルには直結しないかと思われます。
福島牝馬S1着からヴィクトリアマイルに2着に来た馬がブラボーデイジーのみです。
ブラボーデイジーは特にこれといった強いデータはありませんでした。
明け4歳でオープンになって間もないということでしょうか。
それでいうと今回のアドマイヤマツリは2着ならあるかもしれません。
中山牝馬S
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連続連対で挑むか、着外の時は中山牝馬Sの後にもう1レース挟むことが必要と思われます。
G1経験があれば入着の実績は欲しいところです。
1600m重賞勝ちがあれば着外からも可能性ありと見ます。
シランケドは前回が重賞初勝利で3連勝なのでまったくないとは言えないと思います。
基本的には中山牝馬Sは負けている方が買えると考えます。
前年のヴィクトリアマイル
今年は該当馬がいませんでした。
エリザベス女王杯
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このレースはあまり関連性がないと思われます。
惨敗していても他のG1で入着実績があれば問題ないでしょう。
ラヴェルは2歳戦になりますが東京1600m重賞のアルテミスSを勝っています。状態が良ければこれると考えています。
シンリョクカは2歳の阪神JFで2着、左回りの重賞新潟記念を勝っているので面白いかもしれません。
秋華賞
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ボンドガール、ステレンボッシュは問題ないようです。
クリスマスパレードとミアネーロはマイル実績が足りないと思われます。
クイーンズウォークは3歳東京1600m重賞のクイーンCを勝っている馬なので狙っても良いと思われます。
オークス
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このレースよりも桜花賞や秋華賞の方がヴィクトリアマイルには関連性がありそうです。
桜花賞
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入着していればチャンスがあると思われます。連対していればかなり有力と見てよいでしょう。
ステレンボッシュ、アスコリピチェーノは有力の1頭になります。
3着馬のローテ
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重賞連対馬が第一候補のようです。
G1初挑戦の馬は前走か前々走で勝っていないと厳しいようです。
今年でいうとアルジーヌ、サフィラ、アドマイヤマツリ、シランケド、クイーンズウォーク、アスコリピチェーノあたりでしょうか。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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