2025年NHKマイルCの予想
- ◎12マピュース
〇15アルテヴェローチェ
▲ 8アドマイヤズーム
△10マジックサンズ
△17ヴーレヴー
総括
- 人気ではアドマイヤズームの1強ですが、アドマイヤズームは2勝馬で、今年は1戦しかしていません。コケる可能性も十分あるとみています。
- 桜花賞組が4頭出ていることからどれか絡むのではないかと予想しています。
- その中でも桜花賞入着のマピュースを本命にしました。
- NHKマイルカップは2着に意外な馬が突っ込むこともあるのでヴーレヴーを穴馬候補にしました。
NHKマイルCの傾向
今年のNHKマイルC
私が考えるNHKマイルCの特徴
(独断と偏見あり)
- 皐月賞5着以内で出走した馬は本命候補。桜花賞5着以内で出走も同等と見ます。
- NZTの勝ち馬は苦戦で無敗馬のみ考慮。NZT2,3着馬は安定した成績があれば狙える。
- チャーチルダウンズC(旧アーリントンC)は2018年~2024年が中2週、2025年~中4週になりました。2018年からトライアルの一つになったのでまだデータは構築途中になります。
- 間隔は中8週(2カ月まで)
- 前走着外の巻き返しは1400m以上のオープンか重賞勝ちが必要。前走が2カ月半以上空いた場合は二桁着順からも巻き返し可能とみます。
上位人気馬の考察
アドマイヤズーム
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朝日杯FSを勝って、NZTをひとたたき2着からの参戦です。
ここでは人気通りの本命候補になります。
懸念点としてはアドマイヤズームは朝日杯FS以外の勝ち星は未勝利戦しかないところでしょうか。
過去朝日杯FSとNHKマイルカップの2冠を取った馬3頭はみんな朝日杯FS以外にも重賞勝ちがありました。
イミグラントソング
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非常に相性が悪いNZTの勝ち馬です。
NZTの勝ち馬は中山1600mになって過去25年で23頭出走し(1.1.0.21)です。
勝った馬は無敗のカレンブラックヒルです。
このデータからするとかなり厳しいと思われます。
ランスオブカオス
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チャーチルダウンズCを勝っての参戦です。
このステップはまだ歴史が浅いので取捨選択が難しいです。
2022年のダノンスコーピオンが唯一勝っていますが、ダノンスコーピオンは朝日杯FSは3着でした。
ランスオブカオスも3着なので良いかもしれません。
ただし、ランスオブカオスは2勝馬です。
前走で出走権利を取るために全力を出している可能性も考えられます。
マジックサンズ
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ホープフルS惨敗の後に骨折が判明し、鉄砲で皐月賞に出走しました。
皐月賞6着なのでかなり回復したと考えられます。
1800mと2000mしか経験がないため1600mをどう走るか未知数になります。
サトノカルバナル
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共同通信杯からの直行です。
2009年のブレイクランアウトが勝って直行しましたが9着に負けています。
基本的に共同通信杯から直行は厳しいとみます。
共同通信杯に出た馬で馬券に絡んだ馬8頭はすべてステップを使っていた馬です。
このデータは重いと考えます。
皐月賞
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皐月賞ステップは過去20年のデータをみても、よいステップと思われます。
特に6着以内からの参戦は期待できると思います。
マジックサンズは皐月賞6着からの参戦です。
今年1戦しかしていないため未知数が多く取捨選択が難しい馬になります。
皐月賞ステップ(一けた着順)について
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この馬柱を見るとマジックサンズは今年1戦しかしていないのがネックになるかもしれません。
ただし、2歳で重賞勝ちがあるのはプラスと思われます。
ブラックシェル、リルダヴァルも1600m以下の距離経験がない馬でも2.3着に来ていることからマジックサンスは問題ないとみます。
朝日杯
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勝ち馬が出てきたときは十分可能性があると見てよいでしょう。
ただし、朝日杯FSはレベルが年によってかなりばらつきがあります。
2023年ドルチェモアは休養明けにNZT7着からNHKマイルカップは12着、
2012年のアルフレードは休養明けにスプリングS12着からNHKマイルカップは2着に入っています。
この場合は取捨選択が難しいと思われます。
基本的には朝日杯を勝った馬では、年明け2戦してどちらかで5着くらいまでに入ってくれば買ってよいと思われます。
今年のアドマイヤズームはNZT2着からの参戦です。普通に考えれば買うしかないのですが、朝日杯FS以外の勝ちが新馬戦しかないのがネックになるかもしれません。
NZT
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中山1600mのG2のためか、勝ち馬はことごとく負けています。
イミグラントソングは厳しいとみます。
NZT1着馬は無敗馬のみ買い
NZT2着馬に関しては連対率6割以上か、2走以上前にオープン勝ちか1600m重賞3着以内があること
NZT3着馬は連対率5割以上とみます。
NZT1着馬について
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NZT1着馬は無敗馬のカレンブラックヒルのみしか勝っていません。
短期間で中山1600mのG2と東京1600mのG1を連勝できる馬はかなりの実力が必要と思われます。
現時点では無敗馬のみを馬券で考えるとします。
NZT2着馬について
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NZT2着馬に関しては連対率6割以上か、2走以上前にオープン勝ちか1600m重賞3着以内があること。
アドマイヤズームは朝日杯FSの勝ち馬で実績は申し分ありません。
懸念点とすれば年明け2戦目はあまり良いデータではないところでしょうか。
年明け2戦目の場合NZT以外のレースしか過去は連対がなく、3着で唯一リアルインパクトのみです。
リアルインパクトも年明け初戦のNZTは11着でした。
NZT3着馬について
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基本2勝はほしいところです。
コートアリシアンは新潟2歳S2着があるのでセーフかもしれませんが、阪神JF6着では足りないと思われます。
クイーンCも5馬身差を離されて4着も、もの足りない印象です。
チャーチルダウンズC
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このレースは去年までのアーリントンCで2018年から中2週のトライアルレースになっており、まだデータの構築の段階です。
中2週になってから馬券に絡む事が多くなっていますが、3着までが多く、連対したのは2022年のダノンスコーピオンのみです。
今年から中4週になっていることも微妙に変わるかもしれません。
現時点では連対率6割はほしいところです。
タワーオブロンドンが負けていることで、1500m以下のレースを3勝以上している馬は切ったほうが良いかもしれません。
チャーチルダウンズC1着馬について
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オオバンブルマイ、ダノンスコーピオンはともに2歳時点でオープン以上の勝ちがありました。
ランスオブカオスは2勝馬ですが朝日杯FS3着にきているのでこのデータをどう見るかになります。
チャーチルダウンズC2着馬について
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かなり苦戦をしています。ただしアルテヴェローチェは過去のアーリントンC2着馬にはない2歳時での重賞勝ちがあります。
切れない馬の1頭と思われます。
チャーチルダウンズC3着馬について
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2018年の3着馬レッドヴェイロンはキャリア6戦で連対率.667
ミニトランゼットはキャリア4戦で連対率.250です。
足りないと見えます。
ファルコンS
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中京の1400mということもあり、かなり関連性はないレースと思われます。
過去の馬券に絡んだ馬は8頭いますが、直行した馬は3頭のみです。
3頭のデータを見ると連対率.667以上でファルコンS以外でオープン勝ちか1600m以上の連対がありました。
ヤンキーバローズはファルコンS勝ちが2勝目で1600mの経験もありません。厳しいと思われます。
モンドデラモーレは新馬勝ちしかなく実績が足りないとみます。
ファルコンS1着馬について
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インパルスヒーローは4戦で連対率10割、3連勝中というかなり例外的な成績でした。
ヤンキーバローズは5戦2勝連対率.600です。余力があるデータではないとみます。
桜花賞
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桜花賞のステップはかなり良いステップレースと思われます。
桜花賞5着以内からの参戦は11頭中(3.3.0.5)連対率5割以上あります。
桜花賞2ケタ着順からも巻き返しがあり、オープン以上の勝ちがあり、桜花賞を2カ月半以上空けて出走した馬は2ケタ着順からも巻き返せると見ています。
マピュースは十分連対できる可能性はあるとみます。
着外組ではヴーレヴーは桜花賞は休養明けではないですが、
3勝馬なので抑える必要があると考えています。
桜花賞入着馬について
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マピュースは牝馬戦限定にはなりますが東京1600m勝ちがあり、重賞2着の経験もあります。
桜花賞4着からのステップの良さで勝ち負けできると考えます。
2017年のアエロリットが1勝馬でフェアリーS,クイーンCをともに2着の後、桜花賞5着からNHKマイルカップを勝っています。
マピュースも勝てる実績とみます。
桜花賞着外馬について
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たまにしか来ないので取捨選択が難しいところです。
着外から来たソングラインとピンクカメオは連対率.667以上、1600m勝ちありでした。
どちらも桜花賞は2カ月半空けて余力残しでの桜花賞参戦でした。
ヴーレヴーは1600m勝ちありますが連対率.571,
ショウナンザナドゥは1600m勝ちあり、連対率.429どちらもちょっと足りない感じです。
ヴーレヴーは3勝馬なので抑える必要があるとみます。
チェルビアットは1勝馬なのでいらないでしょう。
共同通信杯
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このレースは東京の1800mなので、ここで好走出来る馬はかなりNHKマイルでも好走できる可能性があるかと思います。
今年のサトノカルバナルは直行なのでいらないとみます。
きさらぎ賞
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このレースはほぼ関係ないレースと見てよいと思われます。
ランスオブカオスはチャーチルダウンズCを勝っての参戦なので1600mの適性はあると思われます。
朝日杯FS3着もあるのできさらぎ賞は関係なく有力のデータと思われます。
シンザン記念
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このレースは京都1600mなので京都適正がある馬が好走できることがあるので、シンザン記念以外のマイルでも好走できる馬でないとNHKマイルでの好走は厳しいでしょう。
アルテヴェローチェは東京1600m重賞のサウジアラビアRCを勝っており、東京1600mの適性はあるかと思われます。
ジュニアカップ
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中山の1600mなのでかなりタイプが変わると思われます。
このレース以外でのマイル実績があればNHKマイルを買える馬になると思います。
モンドデラモーレはファルコンS2着の実績では足りないでしょう。
2025年NHKマイルCの予想
- ◎12マピュース
〇15アルテヴェローチェ
▲ 8アドマイヤズーム
△10マジックサンズ
△17ヴーレヴー
総括
- 人気ではアドマイヤズームの1強ですが、アドマイヤズームは2勝馬で、今年は1戦しかしていません。コケる可能性も十分あるとみています。
- 桜花賞組が4頭出ていることからどれか絡むのではないかと予想しています。
- その中でも桜花賞入着のマピュースを本命にしました。
- NHKマイルカップは2着に意外な馬が突っ込むこともあるのでヴーレヴーを穴馬候補にしました。
3着馬のローテ
- 目立つのは2歳のマイル重賞勝ち馬です。皐月賞上位組も良いと思われます。
- 最近ではチャーチルダウンズC(旧アーリントンC)の馬が良く来ています。
- 今年の候補としてはアドマイヤズーム、ランスオブカオス、アルテヴェローチェ、マジックサンズあたりが良いかもしれません。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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