2022年　第165回天皇賞春　予想　ディープボンドとタイトルホルダーの一騎打ちか？

天皇賞春予想

◎ディープボンド
〇タイトルホルダー
▲タガノディアマンテ
△ヒートオンビート

ステップと過去成績

1.阪神大賞典
2.日経賞
3.京都記念
4.前年の菊花賞
5.有馬記念
6.ダイヤモンドＳ
7.万葉Ｓ
8.ステイヤーズＳ
9.総括と予想
10.おまけ３着馬のローテ

阪神大賞典

勝ち馬の成績過去３０年で２８頭出走（9.2.8.9）
勝率.321、連対率.393、複勝率.679
と驚異的な数字です。

ディープボンドは前年の２着馬、阪神大賞典連覇、有馬記念２着など
ほぼ切れないデータを持って出走です。

２着馬の成績過去３０年で２８頭出走（0.5.2.21）
勝率.000、連対率.179、複勝率.250
と燦燦たる結果です。
２着になった５頭もＧ１馬２頭、Ｇ１の３着実績ありとそれなりの馬でした。

アイアンバローズはG1初挑戦で阪神大賞典を負けているのではいらないでしょう。

阪神大賞典の３～５着馬は過去３０年連対が１度ももないので切ってよいと思われます。
シルヴァーソニック、マカオンドール、ユーキャンスマイルが該当します。

日経賞

勝ち馬の成績過去３０年で２７頭出走（2.5.3.17）
勝率.074、連対率.259、複勝率.370
あまり良い成績ではありませんが、日経賞はＧ２までしか好走できない馬が結構勝っているレースです。

Ｇ１連対実績のある勝ち馬の成績を見ると１１頭中（2.5.1.3）
勝率.182、連対率.636、複勝率.727
と成績はぐっと上がります。

タイトルホルダーにも十分チャンスがあると思われます。

このレースを負けている馬（というよりこのレースをステップにする馬）は
Ｇ１連対実績が必要と思われます。
ヒートオンビート、クレッシェンドラヴ、ハヤヤッコはいらないでしょう。

ただ、ヒートオンビートとハヤヤッコはＧ１初挑戦でした。
日経賞２着から勝ったマイネルキッツもＧ１初挑戦で重賞初勝利が春の天皇賞です。
マイネルキッツの前３走をみると、金杯４着→AJC杯４着→日経賞２着でした。

近３走すべて入着で１度以上連対と考えると、
ヒートオンビートは抑えてもよいかもしれません。

京都記念

このデータはスルーしようと思っていたのですが、今年は１頭だけいます。タガノディアマンテです。
この馬は２勝馬なので普通は即切りなのですが、京都記念から直行で勝った馬ジャガーメイルがいました。
ジャガーメイルは重賞未勝利、重賞連対３回でした。前年の天皇賞春５着というのもありました。

タガノディアマンテは重賞連対３回、Ｇ１入着実績は無し（皐月賞は６着）です。

２勝というのが引っ掛かりますが、3000m以上のレースはそもそも数が少ないので目をつぶる必要もあるかもしれません。
抑えの評価をしたいと思います。

前年の菊花賞

前年の菊花賞馬の成績は過去３０年で１６頭出走（7.0.4.5）
勝率.438、連対率.438、複勝率.688
勝率が非常に高いです。タイトルホルダーはかなり有力になります。

有馬記念

有馬記念は勝った馬以外の入着馬はかなり有力です。
ディープボンド、タイトルホルダーはここでも良いデータを持っています。

ダイヤモンドＳ

データ上、春の天皇賞を狙う馬はここには出ないほうが良いということになります。
テーオーロイヤル、トーセンカンビーナ、ヴァルコスはいらないでしょう。

テーオーロイヤルの４連勝はどうかと思い、唯一連対のフェイムゲームを調べてみました。

フェイムゲームは重賞の京成杯、アルゼンチン共和国杯を勝ち、ダイヤモンドＳは連覇しており、重賞４勝という実績を持っていました。

テーオーロイヤルはダイヤモンドＳで重賞初制覇です。
重賞未勝利で春の天皇賞に挑むなら阪神大賞典か、日経賞から来ないとだめと見ます。

万葉Ｓ

このレースも春の天皇賞を狙う馬は出ないほうがよさそうです。
マカオンドールはいらないと見ます。２０００年のラスカルスズカは菊花賞３着、ジャパンカップ５着、阪神大賞典２着の実績からの連対でした。
マカオンドールは３歳G1出走無し、重賞は京都新聞杯３着、阪神大賞典４着では足りないと思われます。

ステイヤーズＳ

相当な実績がないと、このレースも出ないほうがよさそうです。

アイアンバローズ、シルヴァーソニック、トーセンカンビーナのように

ステイヤーズＳの後も3000m以上のレースしか出ていない馬は春の天皇賞に出ている馬は連対は皆無です。
ステイヤーズＳに出て春の天皇賞を狙うなら、その後2500m以下のレースでスピードのいるレースをしてこないと厳しいと思います。

ディバインフォースは日経賞を挟みましたが日経賞11着からでは厳しいでしょう。

総括

人気通りのディープボンド対タイトルホルダーの戦いになりそうです。
この１点でもよいと思われますが、２強対決のＧ１は1頭はこけるというのがよくあるイメージですね。
メジロマックイーン対トウカイテイオー、スペシャルウィーク対セイウンスカイ、ナリタブライアン対マヤノトップガンの時は1頭は連を外しています。

なのでほかの馬も候補にあげました。
春の天皇賞は3000m以上のレースを多く使っている馬よりも2000m～2500mを挟んで使ってきている馬のほうが良いと思われます。
重賞未勝利や勝ち数が３勝でもこれるイメージですね。
タガノディアマンテとヒートオンビートを浮上させました。

天皇賞春予想

◎ディープボンド
〇タイトルホルダー
▲タガノディアマンテ
△ヒートオンビート

３着馬のローテ

３着候補は日経賞と阪神大賞典の３着以内からが有力と思われます。
アイアンバローズ、ヒートオンビートあたりと、有力馬２頭のディープボンドとタイトルホルダーになってしまいました。