2022年　第82回皐月賞　データ予想　ドウデュースは切り？

ステップと過去成績

1.ホープフルＳ
2.朝日杯FS
3.共同通信杯
4.弥生賞
5.スプリングＳ
6.きさらぎ賞
7.若葉Ｓ
8.京成杯
9.総括と予想
10.おまけ３着馬のローテ

ホープフルＳ

このレースがＧ１になったのは２０１７年の暮れのレースからです。
まだ４回しかデータがありません。
ホープフルS勝ち馬の４頭の成績（2.0.0.2）

皐月賞を勝った馬は３連勝の無敗で直行したコントレイルとサートゥルナーリアです。

キラーアビリティが直行ですが、４戦２勝を考えるとホープフルSの反動のほうがあるとみています。
（無敗の３連勝はホープフルを８割で勝利したと判断、キラーアビリティは全力でホープフルを勝ったと見ます）

ホープフルSを負けた馬で皐月賞を連対した馬は２頭、タイトルホルダーとサンリヴァルです。
２頭とも弥生賞からの参戦でタイトルホルダーは弥生賞１着、サンリヴァルは弥生賞４着でした。

ジャスティンパレスは２着からの３か月半ぶりの直行では厳しいかと思われます。

ラーグルフは弥生賞１１着では無理があります。

ボーンディスウェイは弥生賞３着で一見よいかと思われますが、この馬は１勝クラスの勝ちしかなく、賞金が少なく、弥生賞で出走権を獲得できた馬です。

自分の理論ですが、皐月賞で連対できる馬は基本的にステップレース前に重賞連対かオープン勝ちがある馬とみています。

賞金があればステップレースで勝たなくても皐月賞は出れるので、８割仕上げでステップレースを出て、皐月賞で仕上げてくるので連対できると思います。
このことを考えるとボーンディスウェイは余力がない馬とみています。

朝日杯FS

このレースも近年変わってきており２０１５年から阪神になりました。阪神になってからはかなり厳しいです。

ホープフルＳがＧ２、Ｇ１に格上げされて、そちらに有力馬が参戦するようになってしまいました。

サリオスのみ２着でしたが、
サリオスは３戦無敗で朝日杯を勝ち、直行で皐月賞２着でした。

今回のドウデュースは同じく３戦無敗で朝日杯を勝ったので悪くないですが、弥生賞をたたいて２着からの参戦です。これをどう考えるかですね。

詳しくは以前の記事を参考に→ドウデュースは皐月賞勝てない？【過去２０年以上のデータを分析】

ジオグリフは朝日杯ＦＳを３か月ぶりの参戦で５着でした。
５着からの巻き返し過去０頭ですが、
新馬戦1800mでアサヒとアスクビクターモアを負かしていることもあり、かつ1800ｍの札幌2歳Ｓ勝ち馬です。
今までの５着タイプとは違うのではないかと思います。

共同通信杯

ダノンベルーガは２戦２勝での参戦。これはデータ泣かせでした。

ここで、いままで２戦２勝馬がどのくらい皐月賞に参戦したか調べてみました。

以外にも過去３０年で８頭しか参戦していませんでした。
成績は（0.0.1.7）
唯一３着に入ったシクレノンシェリフは毎日杯からの中２週でした。
他の７頭も７か月ぶりや３か月ぶり、中６週でトライアルとは違うレースからの参戦です。

ダノンベルーガの２か月の間隔をどうみるか？ここで買うべきか切るべきか？
今回の結果である程度２戦２勝馬の取捨選択の方向性がわかると思います。

私はダノンベルーガは買わない方向で考えています。（東京でしか走っていないのもマイナス）

弥生賞

アスクビクターモアは条件戦からの連勝です。このタイプはほぼ来ていません。

弥生賞からの参戦では、前述でもしたように
弥生賞前に賞金が重賞連対かオープン以上勝ちがある馬だけとみているのであって３着か４着とみています。
この理由でボーンディスウェイも買えません。

ドウデュースは前述のデータ的に厳しいと考えています。

ジャスティンロックは京都２歳Ｓを勝っており、弥生賞は８割仕上げだったと見ます。（このパターンは早熟の時は見極めにくいですが）
穴候補の１頭と思われます。

スプリングＳ

ビーアストニッシドはスプリングＳの前に重賞連対はしていますが、厳しいと思われます。スプリングＳと皐月賞を両方連対できる馬は相当な馬なので
この馬にはその余力があるとは思えません
（オルフェーブルの成績は特別）

サトノヘリオスはエリカ賞の勝ちしかないので買えません。

きさらぎ賞

ここからの直行は基本無理と思います。
サトノダイヤモンドが３戦３勝で皐月賞３着、ハクタイセイが５連勝で皐月賞も勝っています。
ダンデスビューはきさらぎ賞２着からの直行でまず無理と思われます。
マテンロウレオは弥生賞１０着では力不足としか思えません。

若葉Ｓ

このレースは１９９９年までは中山で行われていましたが２０００年から阪神に変わりました。データも２０００年から考えます。

デシエルトは無敗の３連勝なので普通は買いですが、難しい点が２点あります。

３勝中２勝がダートで若葉Ｓのみの芝成績を信頼してよいか？
若葉Ｓを勝って皐月賞連対した馬も基本は若葉Ｓ前に重賞連対かオープン勝ちがある馬しか着ていません。

若葉Ｓ負けて皐月賞を連対した馬はどうでしょうか

若葉Ｓ負けた馬で若葉Ｓ前に重賞連対かオープン勝ちがない馬が２頭います。
トライアンフマーチとノーリーズンです。
トライアンフマーチの成績は４戦１勝（1.2.0.1）ノーリーズンは３戦２勝（2.0.0.1）でした。
今の時点では若葉Ｓ組では4戦以内で連対率が.667以上の時は買いでよいと結論しています。

以上を考慮して、デシエルトは３戦３勝なので余力の有無より、勢いがあるほうで買いとみました。

京成杯

同じ中山2000mですが意外と皐月賞勝ち馬がいません。

皐月賞２着に来た２頭サンツェッペリンとオースミブライトは京成杯１着の後スプリングＳ８着、と７着でした。
シックスセンスは京成杯２着の後、きさらぎ賞４着、若葉Ｓ４着と２戦も使っていました。

皐月賞３着に来た４頭を見ても京成杯を連勝して直行か、弥生賞２着を挟んで挑んでいます。

オニャンコポンはホープフルＳ１１着があり、京成杯で連勝していません。勢いが足りないとみて３着も厳しいと思われます。
（ホープフルＳの前に連勝なので甘く見ても３着まで）

総括

大混戦で、これといった本命馬はいませんでした。
１番手としては芝１戦しかしていませんが、勝ちっぷりが良いのと、３戦３勝をプラスとみてデシエルトが良いと思います。

十分勝てると思われるジオグリフを２番手としました。最近のステップとしてよく来ている共同通信杯からもプラスだと思います。

３番手は勝つのは難しいですが、
２着候補としては面白い馬として
ジャスティンロックを上げさせていただきます。
京都２歳Ｓは出遅れ気味から大外まくって１着でした。これが力があって、８割仕上げで弥生賞を挑んでいたとしたら、かなり連に絡めるのではと思います。

３着候補としてはデータで多いものから順に弥生賞勝ち馬、スプリングＳ勝ち馬、共同通信杯の勝ち馬から選ぼうかと思います。
アスクビクターモア、ビーアストニッシド、ダノンベルーガの３頭ですね。ほぼ機械的に（笑）

皐月賞予想

◎デシエルト
〇ジオグリフ
▲ジャスティンロック
△アスクビクターモア
△ビーアストニッシド
△ダノンベルーガ

3着馬のローテ

データを見ても弥生賞勝ち馬、スプリングＳ勝ち馬、共同通信杯の勝ち馬がよさそうです。
弥生賞3着馬はｱﾝｼｽﾄﾘｰ以外は賞金がそれなりにある馬なのでボーンディスウェイは買えないと思います。
それを言うとアスクビクターモアもそうですね。
となるとビーアストニッシドかダノンベルーガあたりでしょうか？