2023年　第43回　ジャパンカップ（競馬）【過去20年のデータ】傾向と分析　イクイノックスは負けるのか？

出馬表

オッズ

（土曜日8：36時点）
（JRA公式サイトより）

イクイノックス対リバティアイランドのレースといっていいほどの盛り上がり方になりました。
ただ、2強のレースは2着に違う馬が来ることが多いイメージです。

ジャパンカップの傾向として

Ｇ１級の馬は天皇賞秋、秋華賞、菊花賞をステップにして来ることが多く
Ｇ１で好走したことのある馬、または初出走の場合は京都大賞典、アルゼンチン共和国杯をステップしています。
格が高い馬しか来れないレースで、G1連対経験がない馬は前走で京都大賞典かアルゼンチン共和国杯を勝っていないと厳しいと見ています。（例外２頭）
秋１戦消化が断然良く（特に京都大賞典）、２戦以上の時は前走G1で５着以内が必要になる。

ジャパンカップの連対するためのデータ

• 基本ステップは天皇賞秋、京都大賞典、アルゼンチン共和国杯で、それ以外の場合はＧ１連対経験は必要
• 間隔は２か月以内（勝ち馬は中６週以内）で、３か月以上空けた馬は３着以内も皆無（過去３０年）
• ３歳馬か４歳馬が主役、５歳以上は勝つのは難しいと考えます。（外国馬を除く）
• ステップ別に京都大賞典＝秋華賞＞天皇賞秋＞それ以外の順と考えます。
• 秋１戦消化が断然有利、２戦以上はG1で５着以内からの参戦で、秋に１度は勝っていること。

ジャパンカップ予想

◎　１リバティアイランド
〇　２イクイノックス
▲　５ドウデュース
△１０ダノンベルーガ
△　９ヴェラアズール

天皇賞秋

天皇賞秋を勝ったイクイノックスですがジャパンカップもほぼ勝つと見ていましたが、意外と天皇賞秋とジャパンカップを連勝するのは難しいようです。
天皇賞秋の勝ち馬の成績は過去30年で17頭出走（4.3.7.3）
勝率.235、連対率.412、複勝率.824
さすがに3着までに入る率は極めて高いと思われます。
ただ、連勝した馬は4頭しかおらず、特に4頭中休養明けで天皇賞秋勝った馬はアーモンドアイのみ。
また、秋天を2カ月以上の休養明けで勝った馬は8頭おり、その後のジャパンカップは（1.3.3.1）です。
イクイノックスは現時点でデータを覆すだけの能力と実績がありますが、2，3着になることも十分あると思われます。

次にダノンベルーガですが、この馬は去年も同じことを言いましたが、2勝馬です。共同通信杯以降勝ちがありません。今年のドバイターフで2着になったことは評価できますが、データ的には２，３着までと思われます。

ドゥデュースはダービー馬です。休養明け天皇賞秋7着は王道的なローテになります。
ダービー馬の4歳時のジャパンカップの成績と過去4走のローテを表にしました。
14頭出走し（4.2.3.5）勝率.286、連対率.429、複勝率.643
良い成績です。連に絡んだ馬はすべてＧ１レースを２勝以上です。ドゥデュースはＧ１レース２勝していますが、１勝は２歳時の朝日杯ＦＳなのでちょっと足りない可能性があります。
そうすると３着くらいの方が可能性は高いかもしれません。

エヒトは七夕賞と小倉記念のＧ３勝ちしかありません。Ｇ１も前走の天皇賞秋が初出走で８着では格が足りないでしょう。

京都大賞典

ディープボンドは６歳馬です。過去２０年みると６歳馬が２回連対していました。ボップロックとタップダンスシチーです。この２頭は過去１年でＧ２勝ちとＧ１連対をしていました。
ディープボンドは春の天皇賞２着はありますが、今年は１度も勝っていません。その前に遡ってみても連対が一昨年の春の天皇賞の２着になります。
これでは衰えとしか見えないデータになります。ここで馬券に絡むのは厳しいと判断します。

ヴェラアズールは去年のジャパンカップ勝ち馬ですので普通のＧ１レースで考えれば馬券に絡むと見なくてはいけないですが、
ジャパンカップ勝ち馬で翌年もジャパンカップに出たケースは過去３０年で９回（７頭）ですが（1.1.2.5)です。3着以内に来た馬はジャパンカップの後に重賞勝ちかＧ１連対を2回以上していました。
ヴェラアズールは去年のジャパンカップ後4戦してすべて掲示板を外しています。去年の勢いと能力はないと見ます。

インプレスは条件戦勝ちしか実績がなく、重賞連対経験もありません。ジャパンカップというよりＧ１で好走は難しいでしょう。

オールカマー

このレースはジャパンカップと2カ月間隔があるため直行のデータは少ないです。
過去30年で7頭だけ直行していました。（0.0.1.6）です。去年のヴェルトライゼンデが初めて馬券に絡みました。
７頭にはＧ１馬も含んでおり、タイトルホルダーには少し厳しいデータかもしれません。
ただし、Ｇ１を３勝している馬であり、今年も重賞勝ちがあることから２，３着はあると見たほうがよいでしょう。

チェスナットコートは芝実績ダート実績ともに足りないです。

アルゼンチン共和国杯

テーオーロイヤルは今年アルゼンチン共和国杯のみしか出走しておらず、１０着では厳しいでしょう。

休養明け

過去３０年で１８頭出走し、（0.0.0.18）このデータを見るとＧ１を３勝しているレベルでやっと買うか考えるくらいの成績とみます。
スターズオンアース、パンサラッサ、トラストケンシンは厳しいと見ます。

菊花賞

ショウナンバシットは春の若葉Ｓ勝ち以来勝っておらず、Ｇ１連対経験もないことから実績が足りないです。

秋華賞

リバティアイランドは４冠馬なので十分来れると思われます。秋華賞のステップはちょうどよい間隔で能力が出やすいと思われます。
ただ、秋華賞から勝った２頭アーモンドアイとジェンティルドンナは牡馬混合戦の重賞シンザン記念を勝っており、リバティアイランドは牝馬戦のみになります。
このデータを重視すると２着までかもしれません。

宝塚記念

イクイノックスは天皇賞秋を勝っており、特に問題ないと思われます。
ディープボンド、ヴェラアズールは前述のとおり近走の成績では、いらないと見ます。

天皇賞春

ディープボンドは前述のとおり。
タイトルホルダーは天皇賞春では中止でしたが、今年重賞勝ちがあり、オールカマーも２着からなのでここで競走中止をしていたとしても切る理由にはならないと見ます。

大阪杯

スターズオンアースはここの２着よりも休養明けになるところが難しい点と見ます。

前年のジャパンカップ

連覇に挑んだ馬は過去３０年で９回あります。（1.1.2.5）連覇はジェンティルドンナ１頭のみ。２着もテイエムオペラオーです。３着もキタサンブラックとゼンノロブロイなので
ジャパンカップ連覇はかなり難しいと思われます。Ｇ１を３勝できるレベルでかつ、その年にもＧ１勝ちがないと２回目のジャパンカップには連対できないと見ます。

ヴェラアズールは今年未勝利どころか掲示板にも載っていませんのでいらないでしょう。

ダノンベルーガは前述のとおり２，３着までと見ています。テーオーロイヤルは要らないでしょう。

ジャパンカップ予想

◎　１リバティアイランド
〇　２イクイノックス
▲　５ドウデュース
△１０ダノンベルーガ
△　９ヴェラアズール

総括

総括として、リバティアイランドを本命、イクイノックスを対抗にしましたが、イクイノックスが勝つ確率は５０％、リバティアイランドが勝つ確率は４０％、ドウデュースは５％、その他５％未満くらいと考えています。
特にイクイノックスとリバティアイランドが複勝圏内に入る確率は９０％くらいあると見ていますので２頭を入れた３連単をちりばめて馬券を買おうと思っています。
１～３着候補にリバティアイランド、イクイノックス、ドウデュース
２，３着候補としてダノンベルーガ、３着固定でヴェラアズールを考えております。

イクイノックスが圧勝してもよし、リバティアイランドがイクイノックスに土をつけてもよしとして、馬券を買い、レースを楽しみたいと思います。

おまけ　3着馬のローテ

天皇賞秋の勝ち馬が断然です。入着馬でもよく、着外ならG1馬です。秋華賞馬が次点になります。
イクイノックス、ダノンベルーガ、ドウデュース、リバティアイランドあたりになりそうです。

これらの予想や評価はデータに基づいていますが、競馬では予測が難しく、馬の状態やレース展開なども考慮されるべきです。最終的な結果はレースの展開次第となりますので、競馬ファンの期待と興奮を持って一緒にレースを楽しみましょう。

最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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去年のジャパンカップの記事は→2022年　第４２回ジャパンカップ予想　　シャフリヤールはダービー馬の意地を見せるか？

一昨年のジャパンカップの記事は→ジャパンカップデータ
　
　　
　
　
　
　
　
　
　
　
以下は表のテキストデータになります。