2023年　第84回菊花賞　データ予想　皐月賞負けたダービー馬は負け？【タスティエーラは切り】

JRA公式サイトよりオッズは土曜日09：07時点）

菊花賞予想

◎１４ソールオリエンス
〇８サヴォーナ
▲１２ハーツコンチェルト
△６リビアングラス
△１１サトノグランツ

私が考える菊花賞の傾向

• ダービー３着以内、2000m超のオープン以上か京都のオープン以上を勝っている馬は前走着外でも可
  （特に目立つレースとして、すみれS、京都新聞杯、青葉賞、弥生賞の勝ち馬なら別格の適正と考える余地あり）
• 神戸新聞杯とセントライト記念組は３着以内（セントライト勝ち馬の場合ダービーか皐月賞で３着以内の実績あり）
• 前走条件戦の馬は中４週以内

以上が連対馬の条件と考え、準ずる成績で３着候補を探す感じと考えています。

人気馬の考察

ソールオリエンス

皐月賞馬なので菊花賞馬候補の筆頭と考えます。前哨戦も連対しており、状態面も問題なしです。
皐月賞馬と３冠レースの結果を表にしました。

過去30年で皐月賞馬が菊花賞に出走したのは17頭（7.1.1.8）です。うち4頭は3冠馬ですが
ソールオリエンスが２冠馬になる確率は結構あると考えております。
最近の馬でエポカドーロ、アルアイン、ディーマジェスティが負けていますが、強引かもしれませんが皐月賞の前に2000mのオープン以上で連対
（出来れば勝っている）した馬は2冠馬になれているように思います。皐月賞までに1800mまでしか実績がなかった馬は菊花賞でも怪しいと見ており、
ソールオリエンスは2000mの京成杯を勝っております。この時点で菊花賞の距離はもつのではないかとみます。

タスティエーラ

この馬はダービーからの直行です。これだけでも厳しい条件ですが、私的にはタスティエーラは神戸新聞杯でひとたたきして勝ってきても怪しい馬と見ています。
ダービー馬と3冠レースの結果を表にしました。

過去30年でダービー馬が菊花賞に出走したのは14頭（4.1.3.6）です。うち4頭は3冠馬ですので
皐月賞を勝てなかったダービー馬は菊花賞は勝てない
というのがデータになります。
これは皐月賞をとれなかったダービー馬はダービーで１２０％の仕上げをしたために秋に疲れが出るのではないかとデータ的に感じております。
唯一の2着がスペシャルウィークでした。
ダービー馬が菊花賞に直行した例は過去30年ではありません。それだけでは切ることは安易かもしれませんが、かなり厳しいデータでしょう。
今回は切らせていただきます。（1点だけ買えるデータとして弥生賞馬ということがあります。）

サトノグランツ

ネックなのはダービー11着です。
ダービー二けた着順の馬を調べてみました。
過去29年でダービー二けた着順の成績は69頭中（1.5.3.60）勝率.014、連対率.087、複勝率.130
この数字を見るとかなり苦しいと思われます。
ただ、サトノグランツは京都の2200mの京都新聞杯を勝っています。
このレースを勝っている馬は不利なデータを覆す可能性があると見ていますので、抑える必要はあると思います。ただし２，３着候補になります。

ファントムシーフ

この馬は皐月賞とダービーに出走しながらどちらも連対できなかった馬です。
こういう馬は2000m超のオープン以上を勝っているか、ダービー3着以内でないと巻き返すのは難しいと考えております。最低でも神戸新聞杯では勝利が必要と思います。
入着までと予想します。

ハーツコンチェルト

この馬は1勝馬です。1勝馬で馬券に絡んだ馬は過去30年でもエタリオウ1頭のみ。
ただ、エタリオウですがハーツコンチェルトとかなり似ており青葉賞2着→ダービー4着→神戸新聞杯2着→菊花賞2着でした。
エタリオウは（1.5.0.2）と連対率は高かったですが、ハーツコンチェルトは（1.1.2.3）です。
連対率と前走神戸新聞杯5着をどう見るかですが、ダービー3着を評価して2,3着はあると見て抑えの評価にしました。

ドゥレッツァ

この馬はタイムが良い、上りが良いといわれていますが、私が見たところそれほどのインパクトは受けるレースではありませんでした。
評価としては馬場が良く、ペースが速かったための好タイムとしました。ルメール騎手が鞍上で人気もしていますが、条件戦からかつ2か月の間隔ではかなり厳しいと見ます。
ここは思い切って切ることにします。

ノッキングポイント

この成績を見ると2018年の4着だったブラストワンピースを思い出します。
ブラストワンピースは1勝馬条件のゆきやなぎ賞を4馬身差の圧勝、毎日杯を勝ち、ダービー5着のあと新潟記念を0.3秒差でよい勝ち方をして出走しました。
菊花賞4着の後に有馬記念を勝っていたことを考えると、新潟記念のステップはかなり悪いと考えます。
ブラストワンピースより力のないノッキングポイントは入着も厳しいのではないかと考えます。

ダービーと菊花賞の成績

ダービー連対馬がかなり良く、4着以下に負けた馬は菊花賞勝つにはかなり厳しいデータと思われます。
この表だけ見るとソールオリエンス、タスティエーラがよいですかね。
二けた着順のサトノグランツは勝つのは厳しいと思います。

皐月賞と菊花賞の成績

皐月賞馬のソールオリエンスが断然よく、タスティエーラもダービー馬なのでよいと思われます。
5着以下に負けた馬は2000m超のオープン以上の勝ちか、ダービー3着以内の実績がないと厳しいと思われます。

神戸新聞杯

サトノグランツですがダービー11着がネックになりますが、2200mのGⅡ京都新聞杯を勝っているので２，３着候補に浮上になります。

サヴォーナは3勝しており、賞金的には菊花賞に出れる可能性が高い状況で神戸新聞杯に出走しているとみます。
前走8割仕上げで2着なら買いと見ます。

ファントムシーフは皐月賞とダービーを両方出走しながら連対できていない馬はマイナスです。皐月賞3着をギリギリセーフと見るかどうかですが、
2000m以上のオープン勝ちや京都コースのオープン勝ちがないのでここでは入着までと見ます。

ハーツコンチェルトは1勝馬がネックなので勝つのは難しいと見ますが、ダービー3着馬なので2.3着候補とします。

ショウナンバシット、マイネルラウレア、シーズンリッチ、ナイトインロンドンは着外からの巻き返しには2000m超のオープン勝ちが必要と見ますので揃っていらないと見ます。

セントライト記念

ここはなぜか勝って挑まないほうが良いレースとデータ的にはなっています。
セントライト記念1着→菊花賞1着は過去30年でもキタサンブラックのみの1頭でした。今年は勝ち馬がいないので関係ないですが今後のデータも注目したいと思います。

ソールオリエンスは皐月賞馬、ダービー2着馬なので菊花賞で連対できる十分のデータになります。

ウインオーディンは１勝馬でかつ、重賞連対は2歳時のみです。この時点でいらないと判断しました。

前走条件戦

ドゥレッツァは４連勝で挑むかなり異例の参戦です。実際このタイプの例はないのでデータ的に取捨選択は難しいです。
ただ、２か月明けでは勝つのは難しいと考えます。重賞経験もないので今回は人気も出ていることから割が合わないと見て見送らせていただきます。

リビアングラスは３着候補としては有力と見ています。京都新聞杯３着の実績があり、
前走勝った2200m阿賀野川特別勝ちからは2018年のユーキャンスマイルと2017年ポポカテペトルの2頭が3着に来ており、3着に粘る可能性はあると見ています。

その他のステップの馬

トップナイフですが、この馬は人気のわりに連に絡むので穴党からすれば割の合う馬ですが、札幌記念からの出走と今年は未勝利という点が買いずらいデータになります。
せめて2歳時の勝ったオープンの萩Sが京都だったら買うかもしれませんが、京都コースは初で、平坦コースの実績がないのは厳しいと見ました。

パクスオトマニカは前走ダート戦でダービー13着の実績では巻き返しは厳しいと見ます。

総括

本命はソールオリエンスです。
やはり皐月賞馬が良い状態で菊花賞に挑んでくれば堅いと見ております。セントライト記念は連対できているのでデータ的には問題ないと思います。
実績と馬の力、状態どれも良しと見ました。

2番手はサヴォーナです。
まず神戸新聞杯からのステップですが、基本的に３勝以上の馬が神戸新聞杯を３着以内で菊花賞に挑めばデータ的には十分本命候補となります。
特に2000m超レースでの勝ちがあればなおさらです。
サヴォーナは2走前の2勝クラスのレースは圧勝でした。福島開催のマイナーな感じになりますが、レース内容は出遅れ気味からの1番手をとり
4コーナー以降は他の馬を寄せつけていませんでした。十分菊花賞で通用すると見ています。

3番手にハーツコンチェルトにしました。この馬は1勝馬なので厳しいとは思いますが、神戸新聞杯は0.1秒差でそれほど悲観はしていない負け方で、ダービー3着をかなり評価しました。
ただ、勝つのは難しいと見ています。

4番手はリビアングラスです。勝ち方はパッとしませんが、京都新聞杯3着を経験した後、2勝クラスの2200m阿賀野川特別を勝って参戦は菊花賞を入着するには良いデータと見ています。
来ても2着までで、3着のほうが可能性が高いと見ました。

5番手にサトノグランツを浮上させました。ダービー11着がかなりマイナスですが、2000m超の重賞を2勝しており
2,3着はありと見ています。ただ、人気のわりにデータ的には可能性が低そうなので3連単のみの抑えの評価にしています。

菊花賞予想

◎１４ソールオリエンス
〇８サヴォーナ
▲１２ハーツコンチェルト
△６リビアングラス
△１１サトノグランツ

予想としては勝つのはソールオリエンスか、サヴォーナと見ております。
２，３着候補にハーツコンチェルト、リビアングラス、サトノグランツで馬券を考える予定です。
もう少し広げると3着候補にドゥレッツァ、ファントムシーフといったところですが、切りがないのでこの2頭は今回思い切って切らせていただきました。

おまけ3着馬のローテ

条件戦2000m超を含む連勝しているドゥレッツァとリビアングラス、神戸新聞杯入着のサトノグランツ、ファントムシーフ、ハーツコンチェルトあたりでしょうか。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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以下の表はテキストデータの表です。