第169回天皇賞春 【過去20年以上のデータ】傾向と分析 危険な人気馬を考察 

(JRA公式サイトより:オッズは土曜日20:38時点)

2024年天皇賞春の予想

    12ドゥレッツァ       
    10サヴォーナ
    11マテンロウレオ
     6ディープボンド
    14テーオーロイヤル

総括

データ的にはドゥレッツァの1強と見ています。
テーオーロイヤルは人気になっていますが、3000m超えるレースばかり出ていることでスピードのあるレースをしていないことがマイナスになると見ました。(ただし3着候補になります)
タスティエーラ去年の疲れが残っていると判断をして切りました。
サリエラ牝馬関係なく厳しいデータと見ています。

天皇賞春の傾向

  • 基本ステップは阪神大賞典か日経賞になります。それ以外では大阪ハンブルクカップ、大阪杯になりますがかなり可能性は低めです。
  • 間隔は中5週以内が理想。それを超える場合は前走1着(最低でも連対)かG1馬の実績必要。
  • 長距離実績は阪神大賞典、菊花賞、前年の春の天皇賞は入着がほしいところで、それ以外の3000m以上の実績はむしろマイナス。
  • 3戦連続3000m以上のレースに出ると連対は厳しい。
  • 今年の天皇賞春

  • 菊花賞馬のドゥレッツァが金鯱賞からの参戦。ステップは例がないが、実績から本命候補と思われます。
  • >テーオーロイヤルが阪神大賞典を5馬身差の圧勝で参戦しました。普通に考えると本命ですが、阪神大賞典の前にステイヤーズS,ダイヤモンドSと3000m以上のレースを続けており、スピードが必要のG1では足りない可能性があります。
  • 菊花賞2着馬のタスティエーラは実績は良いのですが、有馬記念6着、大阪杯11着では明らかに調子を落としていると思われるため厳しいと見ます。
  • 私が考える天皇賞春の特徴

    (独断と偏見あり)

    • 菊花賞馬、春の天皇賞馬が参戦してきたらまず本命候補と見ます。
    • 阪神大賞典の勝ち馬も本命候補です。(実績やそれまでのローテによる)
    • 日経賞ステップは近3走で安定感のある場合は有力と見ます。
    • ステイヤーズSの連対馬はかなりマイナスと見ています。ステイヤーズS連対馬では中距離重賞勝ちがないと天皇賞春では連対できないと見ます。
    • 穴馬候補として、阪神大賞典、日経賞で着外に負けている馬で、中距離重賞勝ちや天皇賞春、菊花賞で3着以内の実績があれば浮上させて良いとみます。

    上位人気馬の考察

    ドゥレッツァ

    天皇賞春に断然の実績のある菊花賞馬です。
    金鯱賞からの参戦をいろいろ指摘されることがありますが、2着からの参戦で問題ないと見ます。
    ここでは人気通りの本命候補になります。

    テーオーロイヤル

    前哨戦の阪神大賞典を5馬身差の圧勝で参戦。これ自体は十分本命候補となりますが、テーオーロイヤル3戦連続で3000m以上のレースに出ています
    ダイヤモンドS勝ちからは春の天皇賞を勝った馬はいません。
    さらにステイヤーズSの連対馬に関してもかなり成績は悪く、ステイヤーズSを連対して春の天皇賞を勝った馬はメジロブライト、テイエムオペラオーの2頭のみです。
    以上のデータからかなり厳しいと見ています。

    サリエラ

    基本的に牝馬でも牡馬との実績があれば成績だけを見ています。
    まず、ダイヤモンドSからの直行ですがこれがかなりのマイナスデータになります。ここから来れる馬はかなりの馬でないと厳しいと見ています。現時点ではダイヤモンドSからの直行で春の天皇賞連に絡めるとしたら、まず勝ってこないとだめでしょう。かつ、2000m~2500mの重賞勝ちが必要と見ています。
    サリエラは重賞勝ちもなく、ダイヤモンドSから負けて直行なのでいらないと見ました。(牝馬の理由ではなく)

    タスティエーラ

    菊花賞2着馬というのは実は成績が良くありません。過去20年で11頭出走し(0.0.2.9)です。過去30年に遡ると18頭出走(2.0.2.14)になります。勝ち馬2頭はスペシャルウィークとテイエムオペラオーで2頭とも菊花賞2着の後に重賞2連勝で参戦しています。
    タスティエーラはダービー馬です。私の持論では皐月賞の取れなかったダービー馬は翌年は反動でG1で好走は難しいと見ています。タスティエーラの近走の有馬記念6着、大阪杯11着は、まさにダービーの反動と見ています。タスティエーラ今年の秋までは反動が出ると見ています。

    ブローザホーン

    阪神大賞典ステップはよいのですが、テーオーロイヤルに5馬身差をつけられており、完全に力負けしています。データ的には天皇賞春を勝つのは厳しいと思われます。
    買えるデータとしては日経新春杯を勝って阪神大賞典をステップにしていることから、阪神大賞典を8割仕上げで出た可能性があるということです。調子が上昇すると考えれば2,3着はあると思われます。

    阪神大賞典


    勝ち馬の成績過去20年で19頭出走(5.2.3.9)
    勝率.263、連対率.368、複勝率.526
    さらに過去32年まで遡ると30頭出走(10.3.8.9)
    勝率.333、連対率.433、複勝率.700
    と驚異的な数字です。
    今回のテーオーロイヤルは一昨年の天皇賞春3着の実績があり十分有力馬と思われます。

    2着馬の成績過去20年で19頭出走(0.1.1.17)
    勝率.000、連対率.053、複勝率.105
    さらに過去32年まで遡ると30頭出走(0.5.2.23)
    勝率.000、連対率.167、複勝率.233
    と燦燦たる結果です。
    2着になった5頭もG1馬2頭、G1の3着実績ありとそれなりの馬でした。ワープスピードはG1初挑戦です。
    馬券に絡むには実績が足りないでしょう。

    阪神大賞典1着馬について

    この馬柱を見ると阪神大賞典の前のレースは有馬記念か日経新春杯が良いかもしれません。
    テーオーロイヤルはダイヤモンドS勝ちから阪神大賞典を連勝なのでパターン的にはガス欠で調子は落ちてくるころと思われます。

    阪神大賞典2着馬について

    かなり成績が悪く、よほどのことがない限り買わなくてよいと思われます。
    今回のワープスピードも昨秋にやっと条件戦を勝った馬で阪神大賞典は力を出し切った2着と見ます。春の天皇賞までは持たないと見ます。

    阪神大賞典3着馬について

    かなり厳しいと思われます。
    クリンチャーは菊花賞2着の後京都記念を勝って阪神大賞典3着→天皇賞春3着です。
    ブローザホーンは来ても3着までかもしれません。

    日経賞


    意外と侮れないのが日経賞ステップです。
    3着以内からの実績馬が出てくれば馬券を考えますが、今年は4着からのマテンロウレオのみです。
    マテンロウレオはかなり厳しいですが、前年の天皇賞春は5着に入っており、今年の2,3着はあるかもしれないと見ています。

    大阪杯


    このレースは2017年にG1になってまだ歴史は浅く、データは変わってくる可能性があります。
    現時点では3着以内の実績馬が出てくれば他の実績を考えて馬券を考慮し、4着以下からの場合は菊花賞か天皇賞春の実績が必要と考えています。(これらのレースを3着以内の実績)

    大阪ハンブルクカップ


    このステップは基本的には、いらないと見ています。
    唯一連勝タイプが参戦したときに考慮しようと思います。
    スカーフェイスハピ実績が全くないので要らないでしょう。

    京都記念


    あまり直結しないレースと思われます。
    今年はマテンロウレオのみでした。9着では厳しいでしょう。

    前年の菊花賞


    菊花賞馬はかなり有力ですが、菊花賞2着馬はかなり苦戦しています。
    ドレッツァは金鯱賞2着からなので状態は悪くないと見ます。
    タスティエーラは菊花賞2着の後に惨敗が続いているので厳しいと見ています。
    サヴォーナは日経新春杯を2着の後に阪神大賞典6着からの参戦で実績が足りないと見えます。

    菊花賞1着馬について

    菊花賞と有馬記念を連勝すると天皇賞春には疲れが出るのではないかと思えるようなデータになります。
    ドゥレッツァは有馬記念は出ず、金鯱賞2着からなので問題ないと思われます。

    菊花賞2着馬について

    かなり厳しいデータと思われます。
    現時点では菊花賞2着の後に重賞勝ちか重賞連対をしてステップレースの阪神大賞典3着か、日経賞連対をするほど調子が良くないと厳しいと思われます。
    タスティエーラ近2走が着外のため厳しいと見ます。

    ダイヤモンドS


    長い歴史でダイヤモンドS連対馬が天皇賞春を勝ったことがありません。
    テーオーロイヤルサリエラ勝つのはかなり厳しいと見ます。
    確率から考えると連対するのも厳しいのではないでしょうか。

    万葉S


    このレースも天皇賞春には直結しないレースと思われます。
    このレースに出ていれば阪神大賞典を連対するか、日経賞を入着しないと厳しいでしょう。
    メイショウブレゲプリュムドールは4着以下に負けており、要らないと見ます。

    ステイヤーズS


    このレースも天皇賞春には直結しないレースと思われます。
    このレースで連対してもこの後に2000m~2500mの重賞に出走して勝っていないと厳しいと見ています。
    テーオーロイヤルワープスピード3000m超えるレースばかり出ているのがマイナスと見ます。

    前年の春の天皇賞


    前年の勝ち馬は断然です。2着馬はディープボンドに偏ってしまいますが、かなり良いと思われます。
    3着以下でも経験している方が良いかもしれません。
    今年は前年入着馬の3頭ディープボンドシルヴァーソニックマテンロウレオが出ており、狙ってもよいかと思います。

    有馬記念


    入着馬はかなり良いと思われます。今回は入着馬がいないので参考外かもしれません。

    ジャパンカップ


    ジャパンカップを一桁着順で走れるスピードは欲しいと思われます。今年はディープボンドの15着のみなので参考外になります。

    2024年天皇賞春の予想

      12ドゥレッツァ       
      10サヴォーナ
      11マテンロウレオ
       6ディープボンド
      14テーオーロイヤル

    総括

    データ的にはドゥレッツァの1強と見ています。
    テーオーロイヤルは人気になっていますが、3000m超えるレースばかり出ていることでスピードのあるレースをしていないことがマイナスになると見ました。(ただし3着候補になります)
    タスティエーラ去年の疲れが残っていると判断をして切りました。
    サリエラ牝馬関係なく厳しいデータと見ています。

    おまけ

    3着馬のローテ


    阪神大賞典勝ち馬がかなり良いです。
    阪神大賞典3着以内か日経賞連対馬が出てくれば買ってよいと思われます。
    今年はテーオーロイヤルが5馬身差の圧勝で阪神大賞典から出走しているのでこの3着付けが一番可能性が高いと見ています。
    次点としてブローザホーンを候補に上げたいと思います。

    最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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    キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133

    去年の天皇賞春の記事は→第167回天皇賞春 過去20年以上のデータ分析 タイトルホルダー連覇なるか?

    一昨年の天皇賞春の記事は→2022年 第165回天皇賞春 予想 ディープボンドとタイトルホルダーの一騎打ちか?

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