2025年 第86回菊花賞 【過去20年のデータ】傾向と分析、二冠の馬が不在の時


(JRA公式サイトより:オッズは土曜日21:20ごろ)

皐月賞馬とダービー馬が不在の菊花賞について

過去20年で6回ありました。
2008年、2010年、2015年、2019年、2021年、2022年です。

    2022年
    1着アスクビクターモア
    皐月賞とダービーともに最先着馬でした。前走はセントライト記念2着

    2着ボルドグフーシュ
    2冠レース不出走、前走神戸新聞杯3着

    セントライト記念1着馬ガイアフォース8着、神戸新聞杯1着馬ジャスティンパレス3着

    2021年
    1着タイトルホルダー
    皐月賞最先着、ダービー6着でした。前走セントライト記念13着

    2着オーソクレース
    2冠レース不出走、前走セントライト記念3着

    ダービー最先着、神戸新聞杯1着ストラヴェローチェ4着、セントライト記念1着馬アサマノイタズラ9着

    2019年
    1着ワールドプレミア
    2冠レース不出走、前走神戸新聞杯3着

    2着サトノルークス
    皐月賞14着、ダービー17着、前走セントライト記念2着、すみれS勝ち馬

    皐月賞とダービーともに最先着馬のヴェロックス3着、神戸新聞杯、セントライト記念勝ち馬ともに不在

    2015年
    1着キタサンブラック
    皐月賞3着、ダービー14着、前走セントライト記念1着

    2着リアルスティール
    皐月賞最先着、ダービー4着、前走神戸新聞杯2着

    ダービー最先着馬サトノラーゼンは前走セントライト記念7着で菊花賞5着、神戸新聞杯1着馬リアファル3着

    2010年
    1着ビッグウィーク
    2冠レース不出走、前走神戸新聞杯3着

    2着ローズキングダム
    ダービー最先着、前走神戸新聞杯1着

    皐月賞最先着馬ヒルノダムールは札幌記念4着から7着、セントライト記念1着馬クウォークスター9着

    2008年
    1着オーケンブルースリ
    2冠レース不出走、神戸新聞杯3着(最先着)

    2着フローテーション
    皐月賞11着、ダービー8着、前走神戸新聞杯12着

    ダービー最先着馬スマイルジャックは神戸新聞杯9着から菊花賞16着、
    皐月賞最先着ばマイネルチャールズはセントライト記念2着から菊花賞5着、
    神戸新聞杯勝ち馬不在、
    セントライト記念勝ち馬ダイワワイルドボア8着

皐月賞馬とダービー馬が不出走の考察

    ・データを調べる前は、ダービー最先着が断然良いと思っていましたが、以外にもステラヴェローチェの4着やヴェロックスの3着といった好走止まりもあり、ショウヘイも過信は禁物と言う結果になりました。

    ・神戸新聞杯の3着以内は有力になりますが、神戸新聞杯3着は2冠レース不出走だった馬に偏っているため、2冠レースで好走止まりだったジョバンニも厳しいデータと見ます。

    ・結論はエリキングショウヘイは2~4着の可能性が高く2冠レース不出走の馬が勝つのではないかとみました。

2025年菊花賞の予想

    12 ゲルチュタール
     7 ショウヘイ
    15 エリキング
     4 ヤマニンブークリエ
    11 マイユニバース

総括

    ・当初はエリキングショウヘイが良いと思いましたが、好走止まりのパターンも可能性があり、上がり馬のゲルチュタールを本命としました。基本はこの3頭で良いと思っています。
    ・穴馬としてヤマニンブークリエマイユニバースをあげました。ヤマニンブークリエは6月に格上挑戦の2勝クラスを勝って休養のあとのセントライト記念2着なのでここで2着ならあると見ました。
    マイユニバースは人気になってきたのでいらないかもですが、2500m圧勝なので3着辺りに食い込むことはあると見ました。

<菊花賞の傾向>

・皐月賞馬とダービー馬では断然皐月賞馬の方が成績が良く、皐月賞を勝てなかったダービー馬は苦戦する傾向です。
・ダービー以降に条件戦から連勝している馬(特に2000m超えのレース)は要注目です。
・穴馬の傾向としては春に2000m超えのオープン以上のレースに勝っている馬は前走惨敗でも穴候補として良いと思われます。
・ダービー馬より、ダービー2,3着馬の方が有力になります。

今年の菊花賞

・今年は皐月賞連対馬、ダービー連対馬が不在になりました。こうなるとダービー3着馬か条件戦からの馬が中心になると思われます。
・去年の暮に骨折して春に出遅れたエリキングが神戸新聞杯を快勝して挑みます。この馬が人気の中心になると思われます。
・青葉賞勝ちから新潟記念2着からの異色なローテで挑むエネルジコは基本いらないと見ています。

私が考える菊花賞の特徴

(独断と偏見のあり)

    ●弥生賞馬、皐月賞連対馬、ダービー2、3着馬が出走していれば主役候補
    ●ダービー馬で買える時は基本2冠馬(次点として弥生賞馬)
    ●セントライト記念組は負けてくる方が良い
    ●条件戦3勝馬で神戸新聞杯5着以内は狙い目
    ●前走条件戦の場合は3勝以上で2000m超えのレースに勝っている。重賞未経験の場合は連勝している。
    ●前走惨敗やダービー惨敗で巻き返しのできる馬は2200m以上のオープン以上のレースを勝っている。

ステップ別の見解

神戸新聞杯

    エリキングは神戸新聞杯1着は一見良いと思われますが、この馬の実績では足りない可能性があります。神戸新聞杯を勝って菊花賞を連対した馬はG1連対実績が必要です。(例外1頭マチカネフクキタルのみ)ただし、エリキングは骨折休養明けで皐月賞を出走したため実質はダービーしかちゃんと走っていないと見れるかもしれません。

    ショウヘイは最近成績の悪い神戸新聞杯2着馬ですが、ダービー3着馬で今回出走馬で最先着の馬です。力は足りると見ています。

    ジョバンニは難しいところですが、皐月賞とダービーでどちらも4着以下はマイナス材料になります。このパターンだと2200m以上のオープン以上を勝っている必要があります。2000mの若葉Sしか勝っておらず、ホープフルS2着はありますが2歳戦ですのでここでは足りないと見ました。

    ライトラック白百合Sを勝っている時点で菊花賞には合わないパターンなので要らないでしょう。

セントライト記念


近年勝ち馬が出ているステップですが、菊花賞にはあまり良いステップとは言えないレースです。

ヤマニンブークリエは勝つのは難しいデータですが、意外なのはセントライト記念の前走は格上挑戦で2勝クラスのレースに勝っており、その勢いでセントライト記念も2着に来ています。この数ヶ月で成長してきた可能性が秘められたデータと思われます。ただし、セントライト記念でなんとか出走権を得た馬でもあるので過信はできないでしょう。

レッドバンデは2勝馬でセントライト記念で出走権を獲得した馬なので要らないと見ています。

ジーティーアダマン皐月賞から連続二桁着順では厳しいでしょう。

ラジオNIKKEI賞


このレースは菊花賞には向かないレースと思われ
ます。
勝って菊花賞に向かう馬はほぼ要らないでしょう。

エキサイトバイオ消しになります。

ダービー


今年はダービー連対馬が不在です。上位のショウヘイエリキングが神戸新聞杯を連対して出走しているのでこの2頭が中心になると思います。
ジョバンニは皐月賞とダービーともに3着以内に来ておらず、2200m以上のオープン以上の勝ちもないことから厳しいと見ます。

皐月賞


皐月賞4着以下に負けている馬はダービーで3着以内か、2200m以上のオープン以上を勝っている実績が欲しいところです。
エリキングジーティーアダマンが2200m以上のオープン以上を勝っています。ジーティーアダマン近2走二桁着順は厳しいでしょうか。

条件の馬


ヤマニンブークリエはセントライト記念を3ヶ月明けで挑んでいるため未知数がありそうです。
ゲルチュタールはここ2年連続で菊花賞連対している3勝クラスを勝って挑むパターンです。可能性は十分あるでしょう。
アマキヒは3ヶ月明けの2勝クラス勝ちをどうみるかマイユニバースも3ヶ月半明けながら2勝クラスを圧勝しているのをどう見るかになります。その他の馬は実績的に厳しいかと見ています。

すみれS


ジーティーアダマンは皐月賞からセントライト記念を二桁着順が厳しいと見ます。
ミラージュナイト前走2000mはネックと思われます。

青葉賞


あまり菊花賞と関連がないレースと思われます。エネルジコは青葉賞というよりは新潟記念のステップが良くないと見ます。

京都新聞杯


近年あまり関連がなくなっているレースです。ショウヘイが馬券に絡むか今回注目です。

弥生賞


今年は弥生賞出走馬はいませんでした。

皐月賞馬のダービーと菊花賞の成績


皐月賞場のミュージアムマイルは今回不出走です。

ダービー馬の皐月賞と菊花賞の成績


ダービー馬のクロワデュノールも不出走です。

菊花賞馬の皐月賞とダービーの成績


今年はどんな馬が菊花賞になるでしょうか。予想では春のクラシック不出走馬が勝つと見ています。

2025年菊花賞の予想

    12 ゲルチュタール
     7 ショウヘイ
    15 エリキング
     4 ヤマニンブークリエ
    11 マイユニバース

総括

    ・当初はエリキングショウヘイが良いと思いましたが、好走止まりのパターンも可能性があり、上がり馬のゲルチュタールを本命としました。基本はこの3頭で良いと思っています。
    ・穴馬としてヤマニンブークリエマイユニバースをあげました。ヤマニンブークリエは6月に格上挑戦の2勝クラスを勝って休養のあとのセントライト記念2着なのでここで2着ならあると見ました。
    マイユニバースは人気になってきたのでいらないかもですが、2500m圧勝なので3着辺りに食い込むことはあると見ました。

3着馬のローテ


前走が神戸新聞杯入着、セントライト記念2着、条件戦2200m~2400m勝ちの馬が良いと思われます。

今回でいうとエリキングショウヘイゲルチュタールアマキヒあたりが良いかもしれません。

最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133

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