第171回天皇賞春 【過去20年以上のデータ】傾向と分析 危険な人気馬を考察



(JRA公式サイトより:オッズは土曜日17:28時点)

2025年天皇賞・春の予想

     5サンライズアース       
    13ジャスティンパレス
     3ブローザホーン
    11マイネルエンペラー
     9シュヴァリエローズ

総括

    阪神大賞典圧勝のサンライズアース、 一昨年の勝ち馬ジャスティンパレス、去年の2着馬 ブローザホーンの三つ巴とみました。
    ヘデントールはレーン騎手は怖いですが、ダイヤモンドS直行のデータが厳しいと見て切りました。
    穴馬候補として、2着固定でシュヴァリエローズ、3着固定でマイネルエンペラーという予想となりました。

天皇賞春の傾向

  • 基本ステップは阪神大賞典か日経賞になります。それ以外では大阪ハンブルクカップ、大阪杯になりますがかなり可能性は低めです。
  • 間隔は中5週以内が理想。それを超える場合は前走1着(最低でも連対)かG1馬の実績必要。
  • 長距離実績は阪神大賞典、菊花賞、前年の春の天皇賞は入着がほしいところで、それ以外の3000m以上の実績はむしろマイナス。
  • 3戦連続3000m以上のレースに出ると連対は厳しい。(前走阪神大賞典圧勝のみ例外)
  • 今年の天皇賞春

  • 菊花賞2着馬のへデントールが剛腕レーン騎手に乗り替わり参戦します。ダイヤモンドSから直行がどうなるか注目しています。
  • 実績はまだ足りない可能性のあるサンライズアースが前哨戦の阪神大賞典を6馬身差の圧勝で参戦してきました。基本的に阪神大賞典を圧勝したときは天皇賞でも好走できることが多くこれも注目です。
  • 去年の2着馬ブローザホーンが復調してきてるか、海外重賞を勝って参戦のビサンチンドリーム、条件選圧勝のハヤテノフクノスケをどう見るかになります。
  • 私が考える天皇賞春の特徴

    (独断と偏見あり)

    • 菊花賞馬、春の天皇賞馬が参戦してきたらまず本命候補と見ます。
    • 阪神大賞典の勝ち馬も本命候補です。(実績やそれまでのローテによる)
    • 日経賞ステップは近3走で安定感のある場合は有力と見ます。
    • ステイヤーズSの連対馬はかなりマイナスと見ています。ステイヤーズS連対馬では中距離重賞勝ちか、阪神大賞典圧勝でないと天皇賞春では連対できないと見ます。
    • 穴馬候補として、阪神大賞典、日経賞で着外に負けている馬で、中距離重賞勝ちや天皇賞春、菊花賞で3着以内の実績があれば浮上させて良いとみます。
    • 2ヶ月以上空けた馬はG1馬でないと勝てないとみます。

    上位人気馬の考察

    ヘデントール

    去年の菊花賞2着馬です。菊花賞2着馬は意外と成績が悪く、G1馬だったテイエムオペラオーとスペシャルウイーク以外は2着もありません。
    ダイヤモンドSからの直行というかなり厳しいローテを克服できるのかが注目です。
    レーン騎手がどこまで持ってくるかも注目しています。

    サンライズアース

    前哨戦の阪神大賞典を6馬身差の圧勝で参戦。これは良いのですが、阪神大賞典以外の実績がダービー4着とすみれS勝ちしかありません。
    この実績だと足りない可能性があります。阪神大賞典の激走で疲れが出た場合は入着止まりという可能性もあると考えています。

    ジャスティンパレス

    一昨年の勝ち馬です。天皇賞は昔からリピート率が高いレースです。ジャスティンパレスは去年は出走しておらず、適正があれば十分ここでも勝ち負けできると思います。
    馬の状態がどうかかもしれません。去年は5戦消化しており、どこかで勝負をしていたはずですが、連対できておらず、衰えがある可能性もあります。

    ブローザホーン

    去年の2着馬です。
    宝塚記念を重馬場で勝った後に調子を落とし二桁着順が続いていました。前走阪神大賞典で3着に入り復調したかどうかになると思います。
    状態が戻っていれば十分勝ち負けできる実力がありますが、前走3着ながら着差が1.1秒と離されており、これをどう評価するか。

    ビサンチンドリーム

    前走サウジアラビアのG2を勝っての参戦です。
    2022年に3着に入ったシルヴァーソニックがこのレースからの参戦でした。
    ただし、間隔が9週あり、データ的には勝つのが難しい間隔と思われます。

    ショナンラプンタ

    菊花賞4着馬です。日経新春杯2着の後に阪神大賞典4着に負けての参戦になります。
    阪神大賞典を4着でも1.1秒差なので離され過ぎともいえます。
    この差を巻き返すには2000m超の重賞勝ちや、G1で3着以内の実績がほしいと思われます。

    阪神大賞典

      勝ち馬の成績過去20年で19頭出走(6.2.3.8)勝率.316、連対率.421、複勝率.579
      さらに過去33年まで遡ると31頭出走(11.3.8.9)勝率.355、連対率.452、複勝率.710
      と驚異的な数字です。
      今回のサンライズアースは6馬身差の圧勝だったので十分馬券に絡めるとみます。

      3着馬の成績過去20年で17頭出走(0.1.2.14)勝率.000、連対率.059、複勝率.176
      さらに過去33年まで遡ると24頭出走(0.1.3.20)勝率.000、連対率.047、複勝率.167
      と燦燦たる結果です。
      ただし、去年阪神大賞典3着から初めて天皇賞・春に連対したのがブローザホーンで、
      今年も阪神大賞典3着からの参戦です。過去のデータではないパターンかもしれません。

    阪神大賞典1着馬について

      阪神大賞典を3馬身差以上の圧勝している過去の馬をみると2014年のゴールドシップ以外はすべて馬券に絡んでいます。
      今年のサンライズアース6馬身差で圧勝しているので、かなりの確率で天皇賞・春も馬券に絡むと思われます。

    阪神大賞典3着馬について

      去年データ的にかなり厳しいと思われていたブローザホーンが2着にきました。
      今年もブローザホーンが3着からの参戦です。
      今年は状況が違って、去年の宝塚記念勝ってから調子を落としていて阪神大賞典でやっと3着に来たところでしょうか。
      これを復調とみるか、まだ足りないとみるかになると思います。

    日経賞

      意外と侮れないのが日経賞ステップです。
      ただし、日経賞を勝って天皇賞・春も連対した馬はみんなG1連対経験がある馬です。
      マイネルエンペラー3着までかもしれません。
      あと今回確率は低いですが、シュヴァリエローズは狙える馬ではないかと考えています。
      日経賞は12着惨敗ですが、3馬身差しか離されておらず
      その前は別定G2の京都大賞典、ステイヤーズSと連勝しています。
      このパターンは今年の暮の有馬記念でも激走できる可能性のあるデータですのでG1に連対できる可能性はあると考えています。

    日経賞1着馬について

      G1連対実績がないと3着までかもしれません。

    大阪杯

      このレースは2017年にG1になってまだ歴史は浅く、データは変わってくる可能性があります。
      現時点では大阪杯3着以内の実績馬が出てくれば他のレース実績を考えて馬券を考慮し、4着以下からの場合は菊花賞か天皇賞春の実績が必要と考えています。(これらのレースを3着以内の実績)

      今年は一昨年の勝ち馬ジャスティンパレスが参戦しています。実績を考えると十分馬券に絡めるとみています。

    京都記念

      あまり直結しないレースと思われます。
      今年はプラダリアのみでした。6着でこの実績では厳しいでしょう。

    前年の菊花賞

      菊花賞馬はかなり有力ですが、菊花賞2着馬はかなり苦戦しています。
      ヘデントールは菊花賞2着の後にダイヤモンドSからの直行のローテーションに疑問が残ります。
      ショウナンラプンタは日経新春杯を2着の後に阪神大賞典4着からの参戦で実績が足りないと見えます。
      ビサンチンドリームはサウジアラビアのG2を勝っての参戦ですが、2ヶ月半の間隔はどうかと思います。2,3着まででしょうか。

    菊花賞2着馬について

      データを見る限り3着までがいいところで、ダイヤモンドSから直行を考えると馬券に絡むのも難しいのではないか。

    ダイヤモンドS

      去年のテイオーロイヤルがダイヤモンドS連対馬で天皇賞春を初めて勝ちました。
      去年のテーオーロイヤルはダイヤモンドS勝ちの後に阪神大賞典を圧勝しての挑戦でした。
      今年のへデントール直行のために厳しいとみています。
      ジャンカズマ直行ではデータ的に厳しいでしょう。

    万葉S

      このレースも天皇賞春には直結しないレースと思われます。
      このレースに出ていれば阪神大賞典を連対するか、日経賞を入着しないと厳しいでしょう。
      ジャンカズマダイヤモンドS2着からの直行では要らないと見ます。

    ステイヤーズS

      このレースも天皇賞春には直結しないレースと思われます。
      このレースで連対してもこの後ステップレースに出走して勝っていないと厳しいと見ています。
      シュヴァリエローズはステップレースの日経賞で12着からの参戦なのでデータ的には厳しいですが、
      京都大賞典とステイヤーズSの連勝は今後もどこかでG1に絡む可能性があるとみており、
      狙っても良いと思います。

    前年の春の天皇賞

      前年の勝ち馬は断然です。2着馬はディープボンドに偏ってしまいますが、かなり良いと思われます。
      3着以下でも経験している方が良いかもしれません。
      今年は前年2着馬のブローザホーン狙ってもよいかと思います。

    有馬記念

      上位の馬が順当に出てくれば本命候補になります。
      ジャスティンパレスはここ1年では連対もしていないので順当かどうかの判断になります。
      ブローザホーンは調子が戻っていれば十分馬券に絡めるでしょう。
      過去のデータから見ても有馬記念から調子が戻っていれば有馬記念惨敗でも馬券に絡んだ馬は結構います。

    ジャパンカップ

      例が少ないですが、ジャパンカップで一桁着順なら順当に出てくれば十分勝負できるとみます。

    2025年天皇賞・春の予想

       5サンライズアース       
      13ジャスティンパレス
       3ブローザホーン
      11マイネルエンペラー
       9シュヴァリエローズ

    総括

      阪神大賞典圧勝のサンライズアース、 一昨年の勝ち馬ジャスティンパレス、去年の2着馬 ブローザホーンの三つ巴とみました。
      ヘデントールはレーン騎手は怖いですが、ダイヤモンドS直行のデータが厳しいと見て切りました。
      穴馬候補として、2着固定でシュヴァリエローズ、3着固定でマイネルエンペラーという予想となりました。

    おまけ

    3着馬のローテ

      阪神大賞典勝ち馬がかなり良いです。
      阪神大賞典3着以内か日経賞連対馬が出てくれば買ってよいと思われます。
      今年でいうと、サンライズアースブローザホーンマイネルエンペラーでしょうか。

    最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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    キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133

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