2024年 第91回日本ダービー(東京優駿) 【過去20年のデータ】傾向と分析、ローテーション

このブログでは過去20年以上のデータを表にまとめ、2024年のダービーを予想します。

2024年ダービーの予想

     2レガレイラ       
    15ジャスティンミラノ
    13シンエンペラー
     9ダノンエアズロック
    17ショウナンラプンタ

ダービーの傾向

ステップレースは皐月賞が断然で、3着以内の馬がかなりを占めます。青葉賞、京都新聞杯が次点となりますが、青葉賞からは長い歴史でも1頭も勝っていません。皐月賞を4着以下からの巻き返しは基本として重賞勝ちの実績が必要と思われます。
プリンシパルSは2000mになってからは連対はなく3着までしか来ていません。
NHKマイルカップは以前は勝ち馬が出てくることもありましたが最近はほとんど出走してきていません。それなりに強い馬が挑戦してくれば悪いステップではないと思われます。

今年のダービー

3戦3勝のジャスティンミラノ無敗の2冠馬になるか注目になります。
レガレイラがルメール騎手に戻って17年ぶりの牝馬のダービー達成となるかも注目点です。
青葉賞を3連勝で勝って挑んでくるシュガークン7度目のダービー勝ちとなるか武豊騎手の騎乗も楽しみなところです。
異例のローテで3戦3勝でスプリングSから挑んでくるシックスペンスがどこまでやるかデータ的にも面白いところです。

私が考えるダービー(連対)の特徴

(独断と偏見あり)

  • 皐月賞3着以内が断然で主役と考えます。
  • 勝ち馬は前走皐月賞の場合はキャリア4戦以上必要。着外は皐月賞以外では1戦以内
  • 皐月賞馬以外は年内オープン以上は3戦以内
  • 皐月賞4着以下の馬は1800m以上の重賞勝ち必要(次点として2歳1600m以上の重賞勝ち)。
  • 京都新聞杯組は連勝でかつ2戦の内に2馬身差以上で勝っている。(例外あり)
  • NHKマイルカップ組は1800m以上の重賞勝ち必要
  • 青葉賞組は条件戦から青葉賞を挑戦した馬は0.4秒(2馬身半)差以上の良い勝ち方、条件戦以外からの馬は青葉賞以前にオープン勝ちと重賞入着実績必要。

上位人気馬の考察

ジャスティンミラノ

無敗の皐月賞馬です。普通に考えれば2冠馬になるでしょう。
疑問点とすれば共同通信杯勝ちの2冠馬はグレード制が導入されてからはナリタブライアンだけです。
共同通信杯勝ってダービーを勝った馬を見てもジャングルポケットとアイネスフウジンしかいません。
もう一つの疑問点として3戦しかしていない点です。ソールオリエンス、イクイノックスは3戦のキャリアでは2着でした。フサイチコンコルドはキャリア2戦、シャフリヤールはキャリア3戦で勝ちましたが、どちらも皐月賞は出ていませんでした。

レガレイラ

初めてホープフルSを牝馬で制しました。データ的には牡馬と見てよいと思います。
北村騎手からルメール騎手に乗り替わりも魅力です。
データ的にはレイデオロに近いと見て勝ち馬候補になります。
疑問点とするとアイビーSを3着に負けている点とホープフルSで2勝目を挙げた点です。実績が少し足りないかもしれません

シンエンペラー

データ的には去年のトップナイフに近いデータです。ただ、重賞勝ちがあり、京都2歳Sを勝った時点でダービーを見据えたローテーションと仕上げをしていると思われます。
皐月賞で4着以下に負けている点は確率は低くなりますが、巻き返せる可能性はあるデータと見ています。

シックスペンス

3戦3勝ながら異例のローテのスプリングS勝ちからの参戦です。
スプリングSが3馬身半差勝ちの圧勝なのでかなりよさそうですが、この馬はもともと脚元が弱いようで、疲れが残っているため放牧に出してダービー直行を選んだようです。
データ的にも中山のみの3連勝条件戦からのスプリングS勝ちはあまり良くないデータです。ここでは思い切って切りで行こうと思います。

アーバンシック

皐月賞4着馬ですが、重賞勝ちがありません。皐月賞4着以下に負けた馬が巻き返すには重賞勝ちが必要と見ます。
ただし、結果的には皐月賞を着外でも賞金でダービー出走は可能だった点は良いことかもしれません。皐月賞が3カ月あけだったとするとダービーではもっと調子が上がるとみれば抑えてもよい馬かもしれません。このデータをどう解釈するかになります。

ダノンエアズロック

プリンシパルS勝ちからの参戦です。データ的には2着も難しいステップになります。
買える点とすればアイビーS勝ちでレガレイラを破っている点、東京コースのオープンを2勝している点でしょうか。モレイラ騎手が乗る点もプラスになると思います。
それでも3着までの予想とします。

シュガークン

青葉賞を3連勝で勝っての参戦です。
ただしこの3連勝は僅差勝ちが多く、あって2馬身差までしかありません。青葉賞を条件戦から来た馬はもっと良い勝ち方をしないと厳しいと見ています。

皐月賞


皐月賞馬の成績は過去20年で19頭出走(5.4.2.8)
勝率.263、連対率.474、複勝率.579
過去36年に遡ると34頭出走(10.6.4.14)
勝率.294、連対率.471、複勝率.588
馬券に絡む確率はかなり高いと思われます。
ジャスティンミラノは3着以内はかなりありそうですが、3戦3勝ということがネックになるかもしれません。

皐月賞2着馬の成績は過去20年で20頭出走(2.3.3.12)
勝率.100、連対率.250、複勝率.400
過去36年に遡ると35頭出走(5.5.3.22)
勝率.143、連対率.286、複勝率.371
コスモキュランダは皐月賞2着馬ですが弥生賞馬でもあります。マカヒキ、タスティエーラは弥生賞1着→皐月賞2着→ダービー1着でした。
この2頭は4戦で着外ゼロでした。
コスモキュランダ8戦して着外が2回あります。この点はかなりのマイナスと見えます。

皐月賞1着馬


この馬柱を見ると2008年以降からですが、3戦しかしていないジャスティンミラノ勝つのは難しいと思われます。
3戦以内でダービーを勝った馬は過去30年では2頭いますが、2021年のシャフリヤールと1996年のフサイチコンコルドです。この2頭とも皐月賞は出ていませんでした。

皐月賞2着馬


この馬柱を見ると馬券に絡む可能性はありそうにみえますが、馬券に絡んだ馬は、キャリアが浅い馬ばかりです。タスティエーラ4戦、イクイノックス3戦、サリオス4戦、ヴェロックス6戦、マカヒキ4戦、エピファネイア5戦でした。
コスモキュランダキャリア8戦で着外2回です。厳しいと見ています。(もう1点言えば勝ち上がりまでに4戦しています)

皐月賞4着馬


皐月賞4着以下になると基本的に実績として重賞勝ちが必要と思われます。重賞勝ちがある馬でも多くの馬が負けていて、
アーバンシックのように重賞勝ちがなく皐月賞4着に負けた馬は巻き返しは難しいと判断します。

皐月賞5着馬

皐月賞6着馬

皐月賞7着馬


皐月賞5~7着からの巻き返しもかなり厳しいと思われます。
基本的に皐月賞3着以下からの巻き返しは重賞勝ちか2歳G1連対は必要と思われます。ダービーでの連対でいえば過去20年でも絶対条件になります。
ただし今年の皐月賞の5~7着の3頭はすべて重賞勝ちかG1連対実績があります。
シンエンペラーレガレイラ巻き返せる可能性のある2頭とみています。
エコロヴァルツ1800m以上の重賞で連対がないので巻き返しは難しいと考えます。

青葉賞


青葉賞馬の成績は過去20年で19頭出走(0.3.2.14)
勝率.000、連対率.158、複勝率.263
過去36年に遡ると34頭出走(0.7.3.24)
勝率.000、連対率.206、複勝率.294
過去に勝ち馬が1頭も出ていません。さすがに勝つのは厳しいと見ます。

青葉賞2着馬の成績は過去20年で17頭出走(0.0.2.15)
勝率.000、連対率.000、複勝率.118
過去36年に遡ると32頭出走(0.0.2.30)
勝率.000、連対率.000、複勝率.063
連対が過去にゼロです。3着でさえ2頭しかいません。基本切りでよいと思います。

青葉賞1着馬について


この馬柱を見ると2008年以降からですが、青葉賞を0.3秒以内の僅差で勝った馬は、かなり成績が悪いと思われます。
僅差で勝ってダービーを連対したウインバリアシオンは他にオープン勝ち、重賞入着がありました。条件戦から青葉賞を挑戦した馬は0.4秒(2馬身半)差以上の良い勝ち方が必要と思われます。
シュガークンは3連勝でよいようにみえますが、青葉賞を僅差勝ちではダービーでは難しいと考えます。

青葉賞2着馬について


青葉賞2着馬は基本切りで良いと思われます。過去36年でも連対ゼロです。去年のハーツコンツェルトが3着になり、
今年のショウナンラプンタも近いデータなので、あえて買うなら3着付けと思われます。
データでいうなら左回りで3馬身差以上の勝ち経験あり、青葉賞以外に重賞経験ありといったデータはあるかもしれません。

京都新聞杯


京都新聞杯勝ち馬の成績は過去20年で18頭出走(1.3.1.13)
勝率.056、連対率.222、複勝率.278
過去36年に遡ると27頭出走(2.4.1.20)
勝率.074、連対率.222、複勝率.259

勝つのはかなり厳しいと思われます。

京都新聞杯1着馬について


連勝でかつ、どちらかで2馬身差以上をつけて勝っていることが条件でよいかと思われます。京都新聞杯以外でもオープン以上を勝っていれば連勝と2馬身差勝ちはなくてよいとします。
ジューンテイク連勝ではなく、オープン勝ちもないので要らないでしょう。

NHKマイル


NHKマイルカップ組は1800m以上の重賞勝ち必要とみます。
ゴンバデカーブース1600m重賞勝ちでは足りないと見ます。

弥生賞


弥生賞馬の成績は過去20年で19頭出走(4.0.4.11)
勝率.211、連対率.211、複勝率.421
過去36年に遡ると29頭出走(7.3.4.15)
勝率.241、連対率.345、複勝率.483
3着以内に入ることはまずまずありそうです。

弥生賞2着馬の成績は過去20年で12頭出走(3.0.1.8)
勝率.250、連対率.250、複勝率.333
過去36年に遡ると22頭出走(4.1.2.15)
勝率.182、連対率.227、複勝率.318
弥生賞馬より少し成績は落ちるようです。

弥生賞1着馬について


この馬柱を見ると2008年以降からですが、安定感のある弥生賞馬はかなり有力と思われます。
コスモキュランダは京都2歳Sで8着、新馬戦の東京コースで12着と着外が目立ちます。ダービーで来る弥生賞馬とは違うタイプと見えます。

弥生賞2着馬について


過去16年でも勝ち馬が3頭出ているので侮れないと見ています。
シンエンペラーはホープフルSを勝っていればかなり有力になりましたが2着なので力が足りない可能性があります。ただし、重賞の京都2歳Sを勝っており、データ的にはワンアンドオンリーに近いと見ました。

共同通信杯


共同通信杯馬の成績は過去20年で19頭出走(0.4.1.14)
勝率.000、連対率.211、複勝率.263
過去36年に遡ると30頭出走(3.4.3.20)
勝率.100、連対率.233、複勝率.333

データ的には勝つのは難しいと思われます。特に最近は2着が目立ちます

共同通信杯1着馬について


近年でいうと共同通信杯と皐月賞を連勝でダービーに参戦した馬はエフフォーリア、ディーマジェスティ、イスラボニータ、ゴールドシップと4頭います。(0.2.1.1)と好走ながら勝てていません。特にエフフォーリアは秋には天皇賞と有馬記念を連勝したくらいの実力でした。
2冠を目指すには共同通信杯を勝たないほうが良いとデータでは考えられます。
ジャスティンミラノ2着以下の入着どまりの可能性が高いと見ます。

きさらぎ賞


きさらぎ賞馬の成績は過去20年で16頭出走(0.3.1.12)
勝率.000、連対率.188、複勝率.263
過去36年に遡ると23頭出走(2.4.1.16)
勝率.087、連対率.261、複勝率.304

このデータを見ると勝つ確率は極めて低そうです。

きさらぎ賞1着馬について


この馬柱を見るときさらぎ賞を圧勝していないと厳しいと思われます。
ビサンチンドリームはきさらぎ賞を僅差勝ちで皐月賞13着では明らかに力不足と思われます。

プリンシパルS


プリンシパルS勝ち馬の成績は過去20年で18頭出走(0.0.1.17)
勝率.000、連対率.000、複勝率.056
過去28年に遡ると25頭出走(0.1.1.23)
勝率.000、連対率.040、複勝率.080

ほぼ来ないと見てよいでしょう。過去28年といっても2002年までは2200mでした。2003年以降は2000mになっており、過去21年で連対はゼロです。
ダノンエアズロックデータではまず来ないと言えます。

プリンシパルS1着馬について


この馬柱を見ると過去に重賞入着実績があっても惨敗している馬がいることからステップとしては非常に良くないと思われます。
過去3着に来たコズミックフォースとアントニオバローズをみると重賞連対実績がありました。最低このくらいはないと難しいと思います。
ダノンエアズロックはアイビーS勝ちがあることから魅力はありますが、あっても3着までと思います。

すみれS


表を見る限りほぼ関連しないレースと思われます。

すみれS1着馬について


近年では掲示板も入れない馬ばかりなので特にスルーでよいと思われます。

朝日杯FS


エコロヴァルツは1800mの実績はコスモス賞だけです。重賞勝ちが欲しいところです。

ホープフルS


2017年まではG2だったので2018年からの表になります。コントレイルとサートゥルナーリアの差としては東京コースの経験と勝利と思われます。
レガレイラはアイビーS3着なので、東京コースの経験をとるか、勝っていない点をとるかで解釈が変わると思っています。

ホープフルS1着馬について


この馬柱にはないですが、レイデオロがホープフルSがG2の時にホープフルS1着→皐月賞5着→ダービー1着でした。
レガレイラは似たデータと見ています。

ホープフルS2着馬について


去年のトップナイフが14着に負けているので似た成績のシンエンペラーはマイナスかもしれません。
ただ、トップナイフは東京コース未経験でした。シンエンペラー新馬戦を東京コース3馬身差で勝っている点は違うかもしれません。

総括

中心はジャスティンミラノですが、勝つ確率は低めと見ています。
ルメール騎手の手腕でレガレイラ勝つ確率が高いと見ました。ただしレガレイラが不発だったときはシンエンペラーにもチャンスありと思います。
この3頭が基本で、3着候補としてダノンエアズロックショウナンラプンタを上げさせていただきました。

2024年ダービーの予想

     2レガレイラ       
    15ジャスティンミラノ
    13シンエンペラー
     9ダノンエアズロック
    17ショウナンラプンタ

1~3着馬のローテ

3着馬のローテについて

皐月賞1ケタ着順が一番多く、青葉賞、プリンシパルS組が次点となります。
ジャスティンミラノレガレイラシンエンペラーダノンエアズロックショウナンラプンタあたりが良いかもしれません。

最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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去年のダービーの記事は→2023年 第90回日本ダービー予想 過去20年以上のデータ分析

一昨年のダービーの記事は→2022年 第89回 東京優駿(日本ダービー) データ予想 1番人気は勝てるのか?

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